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矯正中の口内炎を防ぐには?原因と効果的な対策を徹底解説

医院ブログ 2025/11/28
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

矯正治療中に多くの患者さんが悩むのが、口内炎
「ワイヤーが当たって痛い」「しゃべるだけでしみる」「食事がつらい」
と毎日の生活に大きく影響することがあります。

矯正装置は、普段の口の中には存在しない“異物”です。
そのため、歯や頬、唇にこすれて炎症が起きやすく、口内炎が発症することは避けられません。

しかし、正しい知識と対策を知っておくと、症状を大幅に軽減することが可能です。

この記事では、

  • 口内炎が起きる原因
  • 矯正中に口内炎を防ぐ方法
  • できてしまった時の対処法
  • 早く治すためのポイント
    を矯正専門の視点で詳しく解説します。


■1. なぜ矯正中は口内炎ができやすいのか?

矯正治療中は、通常よりも口内炎のリスクが上がります。
主な原因は以下の通りです。

① 矯正装置が粘膜に当たる(最も多い原因)

  • ワイヤーの端が頬に刺さる
  • ブラケットが唇に当たる
  • マウスピースのフチが擦れる

これらの刺激が繰り返されることで、粘膜が傷つき、口内炎へとつながります。

② 矯正で唾液の流れが変化する

矯正装置の装着により、口の中が乾きやすくなり、
ドライマウス気味になってしまうことがあります。

乾燥 → 粘膜のバリアが弱くなる → 口内炎ができやすくなる

という流れです。

③ 歯磨きがしにくく、細菌が増える

特にワイヤー矯正では歯磨きが難しく、
磨き残し→細菌の増加→炎症の悪化
が起こりやすくなります。

④ ストレス・疲労・免疫低下

矯正の痛みや生活の変化でストレスが増えやすく、
免疫が下がると口内炎の頻度が増えます。


■2. 矯正中の口内炎を防ぐ7つの対策

口内炎は完全には防ぎにくいものの、発生を大幅に減らす方法があります。

① 矯正用ワックスを使って装置の刺激を軽減する

最も効果が高い予防方法です。

  • ブラケットが当たる部分
  • ワイヤーの端が気になる部分
  • マウスピースのフチが鋭い部分

にワックスをつけることで、粘膜への刺激を大きく減らせます。

② マウスピースの角をやすりなどで整える

マウスピース矯正(インビザライン等)で口内炎ができる場合は、
フチの鋭さが原因であることが多いです。

自宅でも

  • 紙やすり
  • 爪やすり
    で軽く整えると改善することが多く、安全性も高い方法です。

③ 粘膜を保護するジェル・軟膏を使う

  • 口内炎用保護シール
  • ケナログ(ステロイド軟膏)
  • アズノール軟膏
  • 口内炎パッチ

保護と炎症軽減の両方に役立ちます。

特に痛みが強い場合は早めの使用がおすすめです。

④ 口の中を乾燥させない

乾燥は口内炎の天敵です。
以下の工夫で粘膜を守れます。

  • こまめに水を飲む
  • マスクで乾燥を防ぐ
  • 加湿器を使う
  • ガムで唾液分泌を促す

唾液は“天然の保護剤”ともいわれ、非常に重要です。

⑤ 歯磨きを丁寧にする

細菌の増殖を防ぐと、口内炎の悪化を防げます。

  • ワンタフトブラシ
  • 歯間ブラシ
  • フロス

を組み合わせて磨くのがおすすめです。

⑥ 刺激物を控える

治療中に口内炎ができている時は、
以下は悪化させやすいため注意が必要です。

  • 辛いもの
  • 酸っぱいもの(酢・柑橘類)
  • アルコール
  • 塩分が強い食べ物

治癒が遅れることがあります。

⑦ 栄養バランスを整える

口内炎は栄養不足も関係します。

  • ビタミンB2:皮膚・粘膜の回復
  • ビタミンB6:炎症抑制
  • 鉄分:免疫維持

これらが不足すると口内炎が長引きやすくなります。


■3. できてしまった口内炎を早く治す方法

矯正中の口内炎は痛みが強いため、早く治すことも重要です。

①矯正装置をワックスで保護

まずは触れている部分を守ることが最優先です。

② 局所薬を使用

塗り薬やパッチなど、ドラッグストアで購入することができます、痛みが強い場合は即効性があるのでおすすめです。

③ うがい薬で殺菌・炎症軽減

  • イソジン
  • アズレンうがい薬

は傷の治りを促します。

④ よく寝る・ストレスを減らす

睡眠不足は治癒速度を大幅に下げます。
口内炎の自然治癒には“免疫”が最も重要です。


まとめ:矯正中の口内炎は“予防”が最も大切

矯正中の口内炎は完全には避けにくいものの、
適切な対策で 痛みを最小限にすることが可能です。

●予防に効果的な方法

  • ワックスで装置の刺激を軽減
  • マウスピースのフチをやすりで整える
  • 保護ジェルや薬を使う
  • 乾燥対策
  • 丁寧な歯磨き
  • 刺激物を避ける
  • 栄養バランスを整える

これらを習慣化することで、
矯正治療をより快適に進めることができます。


伸びてきたワイヤーや歯茎に食い込むワイヤー、装置は当たらないように調節することが可能です。

強い痛みや出血のある場合は早めにご連絡ください👩‍⚕️

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参考文献

  • 日本矯正歯科学会「矯正装置と口腔トラブル」
  • 日本口腔粘膜学会ガイドライン
  • Journal of Clinical Orthodontics
  • Oral Medicine and Pathology Review

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