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インビザラインGoとは
インビザラインGoとは、マウスピース矯正(インビザライン)の一種です。インビザラインには、以下のように、さまざまな種類があります。
- ・インビザライン(コンプリヘンシブ)
- ・インビザライン ライト
- ・インビザライン ファースト
- ・インビザライン Go
この中でも、インビザラインGoは、軽度の不正咬合を対象としたものです。
インビザラインとの違いは?
インビザラインGoとインビザラインの最大の違いは、治療の範囲です。インビザラインGoは、前歯部を対象としたマウスピースです。前歯部のすきっ歯や軽度のデコボコを治すのに最適な装置です。
インビザライン | インビザラインGo | |
---|---|---|
年齢の目安 | 12歳~ | 12歳~ |
治療期間の目安 | 1.5~2.5年 | 0.5~1.5年 |
費用(相場) | 80~100万円 | 30~50万円 |
対象 | すべての不正咬合 | 軽度の不正咬合 |
範囲 | 歯列全体 | 前歯部 |
どんな人に向いているのか?
インビザラインGoは、すべての人に向いているわけではありません。
向いている人は、
・前歯だけ治したい人
・軽度の不正咬合
・すきっ歯の人
反対に、向いていない人は、
・重度の不正咬合の人
・出っ歯の人
・受け口の人
・開咬の人(前歯が重ならず上下に開いている状態の人)
・歯並び全体を治したい人
・臼歯、大臼歯の歯並びが気になる人
などです。
インビザラインGoで矯正治療できない場合はどうしたらよいか?
安くて、目立たないインビザラインGoは人気の矯正治療です。しかし、インビザラインGoでは矯正治療ができない方が多いのも事実です。そのような方には、どんな選択肢があるのでしょうか。
1. インビザライン(コンプリヘンシブ)で治療する
臼歯部、大臼歯部の移動が必要なためにインビザラインGoで治療ができない方は、通常のインビザラインであれば治療が可能である可能性があります。
2. リンガルMTMで治療する
リンガルとは、歯の裏側に装置をつける方法です。MTMとは部分矯正という意味です。つまり、裏側装置を使って部分矯正をする方法です。裏側装置は、マウスピースに比べて、さまざまな歯の動きをさせることが可能で、インビザラインGoでできない方でもリンガルMTMで費用を抑えて、見えない矯正が可能です。
インビザラインGoのケース・アセスメントとは?
ケース・アセスメントとは、インビザラインGoシステム運用可能性確認サポートのことです。
インビザラインGoは、インビザライン(コンプリヘンシブ)と比べて適応症例が狭く、対象となる方が限定的です。
インビザラインGoで治療することが可能なのか?は、ケース・アセスメントを行い判断します。
Invisalign Photo Uploaderアプリによるケース・アセスメント
以下のようなケース・アセスメント結果は注意が必要です
歯並びの状態と主訴を提出し、「インビザラインGoの対象外」or「対象だが注意が必要」という結果がでることがあります。
こちらのケースでは、主訴が以下の通りです。
- ・空隙(上顎):上の歯列にあるすきっ歯
- ・オーバーバイト:上の歯が下の歯を隠して、通常よりも下の歯が見えない状態
- ・オーバージェット:いわゆる出っ歯の状態
主訴は、患者さまが治療をする目的であり、理由でもあります。ケース・アセスメントの結果レポートでは、主訴の改善が一部見込めない可能性があると出ています。
オーバーバイト、オーバージェットの改善に関して注意がでています。このような場合、歯科医師と患者さまで、再度話し合い、すり合わせをする必要があります。