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【50代からの歯列矯正】歯周病とどう向き合う?無理なく始める大人の矯正ガイド

医院ブログ 2025/11/09
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

「もう50代だけど、矯正ってできるの?」
「歯周病があるけど、歯を動かして大丈夫?」

こうした質問をいただくことが増えています。
実は、50代以降でも矯正治療は可能であり、口元の健康と若々しさを保つ有効な手段です。

ただし、若い世代とは異なり、歯ぐき・骨の状態をしっかり見極めた治療計画が欠かせません。

この記事では、50代から矯正を始める際の注意点や、歯周病との関係、治療の選び方をわかりやすく解説します。


50代でも矯正はできる?結論:条件を整えれば可能!

歯列矯正は「年齢制限のない治療」です。
歯が健康で、歯を支える骨(歯槽骨)がしっかりしていれば、何歳でも歯は動かすことができます。

近年は、

  • 審美目的(口元をきれいにしたい)
  • 噛み合わせの改善
  • 歯周病予防の一環

として、40代・50代で矯正を始める方が急増しています。

✅ 大人の矯正が増えている理由

  • 医療技術の進歩で「目立たない装置」が普及
  • デジタルスキャンによる精密かつ短期間な治療が可能
  • 健康志向・アンチエイジング意識の高まり

つまり、50代でもやりたいと思ったときが始めどきなのです。

ただし注意!歯周病があるときは慎重に

50代以降の矯正で最も注意すべきなのが、歯周病です。
歯周病は、歯を支える骨が溶けていく病気。
矯正で歯を動かすには、この骨が健康であることが前提条件
となります。

⚠️ 歯周病があるときに矯正を急ぐと…

  • 歯の動揺が悪化
  • 歯ぐきが下がる(ブラックトライアングル)
  • 骨吸収が進行して歯を失うリスク

そのため、まず歯周病をしっかり治すことが最優先です。
矯正前に、歯周治療・クリーニング・咬合チェックを行い、安定した状態を維持してから矯正に入るのが理想です。


🧑‍⚕️ 歯周病があっても矯正できるケース

歯周病が完全に治っていれば、矯正は可能です。
むしろ、矯正を行うことで清掃性が改善し、歯周病の再発防止に役立つこともあります。

状況矯正の可否コメント
軽度の歯周炎◎可能歯ぐきが安定していればOK
中等度(骨吸収あり)△慎重に進める担当医の連携が必要
重度(歯がぐらつく)×困難まずは歯周治療を優先

矯正治療と並行して、歯周病専門医と連携する医院を選ぶと安心かもしれません💡


なぜ歯周病になると歯が動かしにくいの?

歯が動く仕組みは「歯根を支える骨」がゆっくりと再構築されることによります。
しかし歯周病で骨が薄くなると、動かす力のかかり方が不安定になり、歯が倒れたり下がったりしやすいのです。

🧩 対策

  • 動かす力を弱く、時間をかけて進める
  • 定期的に歯ぐきと骨の状態をレントゲンでチェック
  • プラークコントロールを徹底(歯磨き・定期クリーニング)

50代以降の矯正は、「ゆっくり丁寧に動かす」ことが成功のポイントです。

💡 50代におすすめの矯正方法

若い世代と比べて装置の見た目や快適さを重視する方が多いため、
以下のような目立たず清潔に保てる治療法が人気です。

矯正方法特徴向いている人
マウスピース矯正(インビザラインなど)取り外し可・歯周ケアがしやすい歯周病が落ち着いている方
部分矯正前歯など一部だけ動かす審美目的・短期間希望の方
ワイヤー矯正(表・裏側)複雑な噛み合わせにも対応骨や歯並びのズレが大きい方

特にマウスピース矯正は清掃性が高く、歯ぐきに負担をかけにくいため、50代・60代にも選ばれています。


治療中に気をつけたい歯ぐきケア

矯正中は、装置まわりに汚れがたまりやすく、歯周病の再発リスクが上がります。
日々のケアを徹底することで、健康的に歯を動かすことができます。

🧼 ポイント

  • 歯間ブラシ・フロス・ウォーターフロッサーを活用
  • 歯科衛生士による定期クリーニング(月1回〜2か月に1回)
  • 喫煙・糖質過多を控える
  • 歯ぐきのマッサージで血流を促進

矯正による“アンチエイジング効果”

歯並びを整えることで、実は「見た目」だけでなく顔の印象や健康寿命にも良い影響があります。

✅ 口元が引き締まり、ほうれい線が目立ちにくくなる
✅ 咀嚼力が向上し、食事が美味しく感じられる
✅ 正しい噛み合わせで顎や肩の負担が軽減
✅ 自信を持って笑える

50代から矯正を始める方の多くが、「もっと早くやればよかった」と感じています。

まとめ|歯周病をコントロールすれば、50代からでも矯正は可能!

✅ 歯周病をしっかり治してから矯正を始める
✅ 骨や歯ぐきの状態に合わせて「ゆっくり動かす」
✅ 清掃しやすいマウスピース矯正が特におすすめ

年齢よりも大切なのは、「今の歯と歯ぐきの健康状態」です。
矯正を通じて、噛める・笑える・健康でいられる口元を手に入れましょう。


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参考文献

  1. Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics, 6th ed. Elsevier, 2018.
  2. 日本矯正歯科学会「成人矯正と歯周病の管理」(2024)
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周病と全身疾患」(2024)
  4. 日本歯周病学会「歯周病患者に対する矯正治療ガイドライン」(2023)

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