トップへ » 医院ブログ » 【冬に多い矯正トラブルと装置ケアのポイント】乾燥・風邪・痛み対策で快適に過ごそう

【冬に多い矯正トラブルと装置ケアのポイント】乾燥・風邪・痛み対策で快適に過ごそう

医院ブログ 2025/11/01
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

冬は空気が乾燥し、体調を崩しやすい季節。
実はこの季節、矯正中の口内トラブルや装置の不具合が増える時期でもあります。

「口の中が乾燥してワイヤーが痛い」
「風邪でマウスピースを長く外していたら歯が戻った」
「装置が壊れたけど、年末年始で歯医者が休み…」

そんなトラブルを防ぐために、冬ならではのケアポイントを押さえておくことが大切です。

この記事では、

  • 冬に矯正トラブルが起こりやすい理由
  • よくあるトラブルと応急処置
  • 冬の装置ケア・お口の乾燥対策
    を歯科医の視点からわかりやすく解説します。


冬に矯正トラブルが増える理由

冬場は、矯正治療中の人にとって「口内環境が不安定」になりやすい季節です。
その原因は主に3つあります。

① 空気の乾燥

暖房や寒気による乾燥で、口の中の唾液量が減少します。
唾液は「天然の潤滑剤」であり、矯正装置の刺激をやわらげたり、細菌の繁殖を防ぐ役割があります。
乾燥すると、

  • 口内炎
  • 装置の擦れ痛
  • 口臭

が起こりやすくなります。

② 体調不良・風邪によるケア不足

冬は風邪やインフルエンザなどで歯磨きや装置の装着時間が不十分になるケースが増えます。
マウスピース矯正中の方は、長時間外したままにすると「歯が元の位置に戻る(後戻り)」ことも。

③ 食生活の変化

お餅・おせち・チョコなど、冬は粘着性の高い食べ物が多い季節。
ワイヤー矯正では「装置に詰まる・外れる」リスクが高くなります。


⚠️ 冬に多い矯正トラブルと対処法

ここでは、冬に特に多い矯正トラブルとその応急処置を紹介します。

トラブル①:ワイヤーが刺さる・外れる

乾燥や温度変化で装置が微妙に変形することもあり、
「ワイヤーの端が頬に刺さる」「ブラケットが外れる」といったトラブルが起こりやすくなります。

応急処置:

  • 清潔な手で軽く押し戻す(無理は禁物)
  • 矯正用ワックスをつけて痛みを和らげる
  • 歯科医院が休みの場合は、やわらかいガーゼを当てて保護

装置が外れた場合は、無理に自分で直さず、必ず歯科医院に連絡しましょう。

トラブル②:口内炎・唇のひび割れ

冬の乾燥+装置の摩擦で、口内炎ができやすくなる季節です。

対処法:

  • 保湿リップ・ワセリンで唇を保護
  • 唾液を増やす(よく噛む、舌を動かす)
  • 口内炎部分には矯正用ワックスを使う
  • 水分をこまめにとる

栄養面では、ビタミンB2・B6・鉄分を意識して摂ると治りやすくなります。

トラブル③:風邪・発熱で装置を外しっぱなしにしてしまう

マウスピース矯正(インビザラインなど)の場合、
体調不良で装着を怠ると、歯の位置がズレて次のステップのアライナーが合わないことがあります。

対処法:

  • 外した時間を記録(1日22時間装着が理想)
  • 無理のない範囲で装着を継続
  • 体調回復後、すぐに歯科医院へ報告

無理に装着を再開せず、一段階前のアライナーに戻す判断を歯科医師と相談しましょう

トラブル④:装置が壊れる・歯が動かない

お餅・キャラメル・ナッツ入りチョコなど、
冬に多い硬い・粘りのある食べ物は装置の大敵です。

ブラケットが外れると、歯の動きが止まってしまうため、
「治療が長引く」原因にもなります。

予防法:

  • 硬い食べ物は小さく切る
  • 粘着性の高いものは避ける
  • お正月料理は「やわらかい煮物」がおすすめ


冬の装置ケアと乾燥対策のポイント

冬場は“お口の潤い”を保つことが、トラブル防止のカギになります。

① 保湿ケアを習慣に

  • 就寝時は加湿器を使用
  • 口呼吸を防ぐために鼻呼吸を意識
  • 唇や口角には保湿バームを塗る

② 水分補給をこまめに

寒い季節でも脱水は起こります。
水や白湯をこまめに飲み、唾液の分泌を促進しましょう。

③ マウスピースの保管・洗浄に注意

冬は室温が低く、マウスピースが変形しやすいことも。

  • 熱湯ではなくぬるま湯で洗う
  • 保管ケースは乾燥させすぎない
  • 汚れが固着しやすいので、洗浄剤を週1〜2回使う

④ 歯磨き+保湿リンスで口内を守る

アルコール入りの強い洗口液は乾燥を悪化させます。
ノンアルコールタイプの保湿リンスジェルタイプの保湿剤がおすすめです。


🎍 年末年始にトラブルが起きたらどうする?

年末年始や祝日は、歯科医院が長期休診になります。
もし装置トラブルが起きた場合は以下を意識しましょう👇

  1. 装置は無理に外さない・切らない
  2. ワックスやガーゼで一時保護
  3. 食事は柔らかいものを中心に
  4. 可能であれば写真を撮っておく(再診時に説明しやすい)

まとめ|冬は「乾燥と食べ物」に注意して快適に!

冬は矯正トラブルが起こりやすい季節ですが、
日常のちょっとしたケアでほとんどの問題は予防可能です。

✅ 唇・口内の保湿をこまめに
✅ 食べ物の硬さ・粘りに注意
✅ 体調を崩しても装置を放置しない

年末年始は特にトラブルが増える時期です。
不安なことがあれば、無理せず早めに歯科医院へ相談しましょう。


当院では公式LINEを設置しております。

ご登録いただけますと治療についてのご不明点や脱離時の予約をお取りいただけますので、お気軽にご登録くださいーー^^

友だち追加

参考文献

  1. 日本矯正歯科学会「季節別の矯正装置ケアガイド」(2023)
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「口腔乾燥と口腔ケア」(2024)
  3. Proffit WR, Fields HW. Contemporary Orthodontics, 6th Ed. Elsevier, 2018.
  4. 日本歯科医師会「矯正中の口腔ケアのポイント」(2024)

カウンセリングをおこなっております

カウンセリング 無料カウンセリング 無料相談メール 当院のカウンセリング内容


コールバック予約

PAGE TOP