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【矯正中の疑問】顎間ゴムをつけたまま食べてもいい?正しい外し方と食事のコツ

医院ブログ 2025/10/31
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

矯正治療中に「顎間ゴム」をつけていると、
食事のたびに「このまま食べていいの?」「外したほうがいい?」と悩みますよね。

結論から言うと、食事のときは顎間ゴムを外すのが基本です。
ただし、外すタイミングや再装着のコツを知らないと、効果が落ちてしまうこともあります。

今回は、顎間ゴムをつけたまま食べてよいか、外すタイミング、食事中の注意点などを歯科的根拠に基づいて詳しく解説します。


顎間ゴムはなぜ必要なの?

まずは簡単におさらいしましょう。
顎間ゴムは、上下の歯を小さなゴムでつなぎ、歯や顎の位置を正しい方向へ引っ張るための補助装置です。

主な目的は以下のとおりです👇

  • 出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)の改善
  • 上下の歯の中心(正中)のズレを整える
  • 噛み合わせの最終調整と安定化

つまり、矯正治療の中でも仕上げと微調整のために欠かせないパート
毎日の装着時間が長いほど、治療がスムーズに進みます。


顎間ゴムをつけたまま食べてもいいの?

❌ 基本的にはNG!

食事のときは、必ず顎間ゴムを外しましょう。
理由は以下の3つです。

① ゴムが切れやすくなる

食べ物を噛むと、顎間ゴムに強い力がかかります。
特に、硬いものや粘着性のあるものを食べると、ゴムが簡単に切れてしまうことがあります。

切れたままにしておくと、矯正の効果が低下するだけでなく、ゴムが口の中に残ってしまう危険も。

② 衛生面で不衛生

顎間ゴムは小さいため、食べ物のカスや油分が付着しやすく、雑菌が繁殖します。
そのまま再利用すると、口内炎・歯肉炎・口臭の原因になります。

③ ゴムが外れて誤飲するリスク

食事中にゴムが外れて口の中で動き、誤って飲み込むリスクがあります。
小さなゴムでも、喉に張りつくと危険です。


食事前の正しい外し方

顎間ゴム

顎間ゴムを外すときは、次の手順を守りましょう👇

  1. 手を洗う
  2. ゴムを指でつまみ、ゆっくり引き外す
  3. 使用済みのゴムは再利用せず破棄
  4. 食事後は新しいゴムに交換して再装着

ポイントは、毎回新しいゴムを使うこと
顎間ゴムは伸びやすく、数時間で力が弱まるため、再利用はNGです。

食後の再装着のコツ

🍽 ① 食後はすぐに歯磨き or うがい

歯磨きができないときは、水でしっかりうがいをしてから装着しましょう。
食べカスが残ったままだと、ゴムの装着部が汚れやすくなります。

⏱ ② 外している時間は最小限に

食事のたびに外すのはOKですが、外している時間が長いと効果が下がります。
食後はできるだけ早く再装着するのが鉄則です。

矯正医が指示する「1日20時間以上」の装着時間を守るために、
食事・歯磨きのとき以外は常につけておくことが理想です。

🧤 ③ 外出時は「ケース」を持ち歩こう

外出先で食事をするときは、ゴムを衛生的に保管できる小さなケースを持ち歩くと便利です。
ティッシュやポケットに直接入れるのはNG。汚れやすく、誤って捨ててしまうこともあります。


顎間ゴムを外したほうがいい食べ物・注意すべき食事

🚫 顎間ゴムをつけたままだと危険な食べ物

  • 硬いもの(ナッツ、フランスパン、硬いおせんべい)
  • 粘着性のあるもの(キャラメル、ガム、もち)
  • 歯にくっつきやすいもの(グミ、飴)
  • 油分の多い揚げ物(ゴムが滑りやすく外れやすい)

これらはゴムを痛める原因になるため、必ず外して食べましょう。

マウスピース矯正をしている方はもちろんマウスピースも外してください!

🥣 食べやすいおすすめメニュー

矯正中や痛みがあるときは、以下のようなやわらかいメニューがおすすめです。

  • 卵焼き、茶碗蒸し、豆腐
  • スープ、シチュー、おじや
  • パスタ
  • 白身魚、ハンバーグ
  • バナナ、ヨーグルト

これらは顎やゴムに負担が少なく、再装着後の違和感も少ない食事です。


顎間ゴムを外すタイミングを間違えるとどうなる?

顎間ゴムは継続時間=効果です。
食事以外で外している時間が長いと、歯が元の位置に戻ってしまいます。

例えば、

  • 「食事の後に装着を忘れて半日外していた」
  • 「痛いから夜だけ外していた」
    このような積み重ねが、治療期間の延長につながります。

矯正医の多くは「1日20〜22時間装着」を推奨しています。
つまり、食事や歯磨き以外のほとんどの時間は、装着が基本です。

顎間ゴムを正しく外す&食事するためのまとめ

ポイント内容
食事時必ず外す(衛生・安全・効果のため)
使用済みゴム再利用NG、食後は新しいゴムを使用
外していい時間食事・歯磨きのみ(できるだけ短く)
外食時ゴムケースを携帯して清潔に管理
食べやすい食事柔らかく、粘着性の少ないものがおすすめ


まとめ|外してOK。でも再装着の“スピード”が大切!

顎間ゴムは、つける時間が長いほど効果が出る治療法です。
食事のときは外して構いませんが、
「食べ終わったらすぐ再装着」「毎回新しいゴムに交換」を守ることが成功のカギ。

顎間ゴムを正しく扱えば、噛み合わせの仕上がりが格段に良くなります。
少しの工夫で、治療をスムーズに進めましょう!


当院は土日も診療しています!

歯並びでお悩みの方はお気軽にご連絡ください🌷

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参考文献

  1. American Association of Orthodontists (AAO). Elastics Use in Orthodontic Treatment. 2021.
  2. Proffit, W. R., Fields, H. W., Sarver, D. M. Contemporary Orthodontics, 6th Edition. Elsevier, 2018.
  3. 日本矯正歯科学会「顎間ゴムの正しい使用方法」(2023)
  4. 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯列矯正と口腔衛生管理」

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