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矯正男子が急増中!男性に人気の矯正方法・本音・治療選びのポイントを解説
目次
はじめに:男性が矯正を選ぶ時代へ
かつて、歯列矯正といえば女性や子どもが主な対象というイメージが強かった時代がありました。しかし近年、「矯正男子」という言葉が出始め、男性で矯正を始める人が増えてきたというトレンドが見られます。
背景には、マスク着用期間の副次効果や、第一印象・見た目意識の高まり、そして矯正装置自体の目立ちにくさの進化などがあります。
また、データでも「若年層」「男性の矯正意識の高まり」が実証されており、性別・年代別で矯正選択の傾向が変化していることも明らかになりつつあります。たとえば、株式会社DRIPSによる調査では、男性はコスト重視、通院頻度重視という選び方傾向があることが報告されています。
本記事では、「矯正男子」として矯正を考える男性が感じうる不安・ニーズ・選び方・本音を整理し、これから矯正を始めようという人に役立つ情報をお伝えします。
男性の矯正事情:データから見る意識の変化

若年層での高い矯正意識
Oh my teeth の調査によれば、18~59歳の男女22,165名を対象としたアンケートで、10~20代では4割以上が矯正を検討または経験済みという結果が出ています。
このうち、若年層は見た目・印象改善のために矯正を意識する傾向が強く、「矯正=美容ケア」の一部と捉える層が増えています。
また、マスク時代の追い風も。日本トレンドリサーチの調査では、男性の42.5%、女性の51.7%が「現在、歯並びが気になる」と回答しており、マスク着用期間を利用して矯正を始めたいという潜在層が浮上しています。
性別・年代で異なる重視ポイント
DRIPS の調査では、「男性はコスト重視」「女性はクオリティ重視」という傾向が顕著であることがわかりました。
特に30〜40代の男性では、通院頻度や、治療中のケアのしやすさを重視する傾向があります。これは、仕事や生活との両立を意識している証とも言えるでしょう。
さらに、スマイルモアの調査によると、20~60代の男性の 49.7%がマウスピース矯正を検討する際の理由として「嚙み合わせの改善」を挙げているというデータがあります。
つまり、男性の矯正ニーズには「見た目」だけでなく「機能改善」を重視する声が確実に含まれているのです。
これに対し、男性が矯正を検討する目的のうち、「歯並びの美容改善」は 28%程度で、機能性を求める傾向がやや上回る結果ともなっています。
男性が矯正を選ぶときに抱く不安・懸念
矯正を考える上で、男性ならではの懸念も少なくありません。以下はよく挙げられるものです。
| 懸念・不安 | 内容 |
|---|---|
| 治療費・コスト | 高額な治療費に対して、費用対効果を重視する傾向。DRIPS やスマイルモアの調査でも、男性はコストを選択基準に置く割合が高いことが示されています。 |
| 通院頻度・時間確保 | 仕事の都合で頻繁に通院できるかどうか、通院時の時間が負担にならないかを気にする人が多い。DRIPS の調査でも、30〜40代男性は通院頻度を重視しているという結果があります。 |
| 装置の目立ち方 | 矯正装置が目立つことへの抵抗感は男女共通ですが、特に男性は「派手な装置をつけたくない」という思いが強いことが調査からも読み取れています。 |
| 痛み・違和感 | ワイヤーの圧迫感、唇や頬の違和感、調整後の痛みなどを気にする人が多い |
| 見た目・印象への不安 | 客商売や人前で話す場面が多い職種では、矯正中の見た目がマイナスに働くのではないかと不安になることがあります |
| 後戻り・保定の不安 | 矯正後に歯列が戻ることを防ぐ保定装置の管理を続けられるかどうか不安に感じる人も多い |
これらの不安を解消するためには、矯正前にしっかりとした説明を受け、治療方針・通院計画・見た目配慮・保定計画などを含む「トータルな治療プラン」を持つ医院を選ぶことが重要です。
男性に人気/向いている矯正方法とその特徴
男性が矯正を選ぶ際、目立ちにくさ・取り外し・メンテナンス性などが重要な基準になります。以下、代表的な矯正方式とそのメリット・注意点を比較します。
① マウスピース矯正

メリット
- 透明で目立ちにくい
- 食事や歯磨きのときは外せる
- 通院回数がやや少なめの設計が可能なことも
- 矯正中でも比較的口腔ケアがしやすい
注意点・限界
- 装着時間を守らなければ効果が出にくい
- 大きな移動や骨格性のズレには適応しにくい
- 設計や補助装置で費用が追加されることがある
スマイルモア調査では、男性の約半数(49.7%)がマウスピース矯正を検討する理由に「嚙み合わせの改善」を挙げています。
② 表側ワイヤー矯正

メリット
- 幅広い症例に対応可能
- 調整力が高く、動きのコントロールがしやすい
- 比較的費用が抑えられるケースも
注意点
- 装置が見えることへの抵抗感
- 食事・清掃で注意が必要
- 見た目・口元の違和感が強くなることも
スマイルモアの調査では、20〜60代男性の42%がワイヤー矯正を検討する目的として「嚙み合わせの改善」を挙げています。
③ 裏側矯正
メリット
- 装置が歯の裏側についており、外から見えにくい
- 見た目を気にせず治療できる
注意点
- 発音の変化に慣れが必要
- 調整が難しく、通院頻度が増える傾向
- コストが高め
④ 部分矯正・部分的な対応
特定の前歯だけ整えたいというニーズに応える部分矯正もありますが、適用ケースは限定されます。全体的な咬み合わせバランスを考慮した治療設計が望ましいでしょう。
✅矯正男子が失敗しないためのチェックポイント
矯正を始める男性が後悔しないために、特に重視すべきポイントを以下にまとめます。
- 治療目的を明確にする
見た目重視 vs 噛み合わせ・機能重視、優先順位をはっきりさせる。 - 通院頻度・治療期間の確認
仕事や生活との両立を考え、月何回通院するか、通院距離・移動時間もチェック。 - 見た目配慮の選択肢を相談する
マウスピース・裏側装置など、目立ちにくい選択肢があるかどうか確認。 - 痛み・違和感のケア方法を聞く
ワックス・鎮痛薬使用・調整頻度など、痛み対策があるかを確認。 - 保定(リテーナー)方針を明確に聞く
治療終了後の歯列維持期間、装置の種類、チェック頻度など。 - 費用の総額・追加費用を把握する
装置代・調整代・検査代・補助手段代などを含めた総額見積もりを確認。 - 男性患者対応の実績や症例を見る
男性患者の症例写真・口コミ・対応実績がある医院を選ぶ。
これらをもとに信頼できる医院を選べば、矯正男子としての道も安心感を持って進められます。
まとめ
「矯正男子」が増えている背景には、見た目・第一印象意識の高まり、マスク時代の追い風、矯正装置の進化、そして男性の機能重視志向があることが読み取れます。
ただし、矯正を始める前には不安や懸念がつきもの。健康的かつ後悔しない選択をするには、明確な目的設定・治療プランの確認・通院設計・ケアの継続性が非常に重要です。
歯並びだけでなく、噛み合わせ・口腔機能・長期安定性を含めた全体設計を持った矯正を選び、矯正男子として理想の笑顔を手に入れましょう。
参考文献
- Oh my teeth「歯科矯正に関する意識調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000048884.html - DRIPS「男女・年代別 歯科矯正の意識調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000057727.html - 日本トレンドリサーチ「歯並び・矯正に関するアンケート調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000160.000087626.html - スマイルモア「マウスピース矯正に関する男女の意識調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000141408.html - DTAC「男性のワイヤー矯正に関する調査」
https://dtac.jp/research/6508 - Dental Health Care Japan「男性の矯正患者数の推移」
https://dhc.or.jp/orthodontics-know/patient/man











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