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【親知らず抜歯】矯正治療前に親知らずは抜くべき?抜歯が必要な3つの理由と注意点を解説
「親知らずって、必ず抜かなきゃいけないの?」
「矯正と何の関係があるの?」
矯正治療を受ける際、多くの方が気になるのが親知らずの扱い。
実際、矯正開始前に「親知らずを抜きましょう」と言われるケースは珍しくありません。
本記事では、矯正治療において親知らずの抜歯が必要とされる3つの理由と、
抜かなくてよいケース、抜歯のタイミング、注意点まで、専門的な視点でわかりやすく解説します。
目次
理由①|親知らずが歯列を押して「後戻り」の原因になる

親知らずは、10代後半〜20代前半にかけて生えるケースが多く、生えるスペースがない場合には、前の歯を押すようにして生えてくることがあります。
その結果、
- 矯正で整えた歯並びが再び乱れる「後戻り」
- 前歯が押されて重なる
といったトラブルが起こる可能性があります。
▶ ポイント
矯正治療後の歯並びを長期的に安定させるためにも、親知らずの影響を未然に防ぐことが大切です。
理由②|矯正治療の「スペース確保」ができない

矯正では、歯をきれいに並べるために歯列に十分なスペースが必要です。
親知らずが残っていると、奥にある大きな歯がスペースを占有してしまい、歯の移動が難しくなることがあります。
とくに、
- 顎が小さい人
- 八重歯や叢生(ガタガタな歯並び)がある人
などは、親知らずを抜くことでスペースを確保しやすくなり、より効率的に矯正治療が進行します。
理由③|親知らずが炎症や虫歯のリスクになる

親知らずは非常に磨きづらい位置に生えているため、虫歯や歯周病、周囲の炎症(智歯周囲炎)を起こしやすい歯です。
矯正中にそのようなトラブルが起きると、装置を外して処置する必要があることも。
また、矯正装置を付けている状態ではさらに清掃が難しくなるため、早期抜歯が勧められるのです。
抜かなくてよいケースもある?

親知らずすべてを抜かなければならないわけではありません。
以下のような条件が揃えば、抜歯不要と診断されることもあります
- すでに親知らずがきれいに生えていて、正常に機能している
- 歯列への影響がないと診断された
- 完全に埋まっていて、将来的にも問題を起こさないと判断された
ただし、これらは歯科医師の診断が必要です。レントゲンやCT撮影で親知らずの位置・角度・骨の状態などを確認して判断します。
抜歯のタイミングは?矯正前?矯正中?

原則として、親知らずの抜歯は矯正治療前に行うことが望ましいです。
理由は以下の通りです。
- 歯の移動計画に支障をきたさないようにするため
- 抜歯後の腫れや痛みが矯正の妨げにならないようにするため
ただし、矯正後半や保定期間に入ってから抜くケースもあります。
これは個人の歯の動きや親知らずの状態によるため、担当の矯正歯科医としっかり相談することが大切です。
まとめ|矯正成功のカギは親知らずの正しい扱い方
親知らずは、矯正治療において見落とされがちな存在ですが、放置すると歯並びの後戻り・治療の妨げ・トラブルの原因になる可能性があります。
✅ 矯正前に親知らずを抜歯すべき理由まとめ:
- 歯並びが押されて崩れるリスクがある
- 歯を並べるスペースが確保できない
- 虫歯や炎症などのトラブルにつながる
正確な診断を受け、最適なタイミングでの抜歯判断を行うことで、矯正治療をよりスムーズに、安全に進めることができます。
親知らずが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
矯正治療のご相談は無料カウンセリングにて受付中です💁♀️
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参考文献
- 日本矯正歯科学会|「矯正歯科治療における親知らずの取り扱いについて」
https://www.jos.gr.jp/ - 厚生労働省 e-ヘルスネット|「親知らず(智歯)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-058.html - American Association of Orthodontists (AAO)|”Wisdom Teeth and Orthodontics”
https://www.aaoinfo.org/blog/wisdom-teeth-and-orthodontics/ - 日本口腔外科学会|「智歯の抜歯とリスクについて」
https://www.jsoms.or.jp/ - 岡山大学病院 矯正歯科|「親知らずの影響と抜歯の必要性」
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/ortho/











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