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留学・移住前に矯正は終わらせた方がいいのか?現地治療との違いや注意点を解説

医院ブログ 2025/08/24
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

「もうすぐ留学が決まっているけど、矯正始めたばかり…」
「移住予定だけど、日本で矯正治療を始めるか迷ってる…」

そんなお悩み、ありませんか?

歯列矯正は数年にわたる長期治療になることが多く、留学や海外移住を控えている人にとっては、

  • どのタイミングで始めるべきか
  • 渡航後も治療は継続できるのか
  • 日本と海外の治療体制にどんな違いがあるのか

といった点が気になるはずです。

今回は「矯正は渡航前に終わらせるべきか?」という疑問に対して、日本と海外の違い途中で渡航するリスクマウスピース矯正の活用法などをわかりやすく解説します。


結論:可能なら、日本で矯正は「完了」または「落ち着いた段階」まで進めておくのがベスト

理由は以下のとおりです:

  • 海外では治療費が高額になるケースが多い
  • 医療制度が異なるため、継続治療がスムーズにいかないことも
  • 担当医の変更は治療方針のズレやトラブルにつながることも
  • コミュニケーション面での言語的・文化的なハードル

それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。


1. 国によって矯正治療の費用が大きく異なる

矯正治療は日本では基本的に自費診療ですが、海外でも多くの国で同様に保険適用外。しかも、国によっては治療費がかなり高額です。

国・地域成人矯正の費用目安(全顎)
日本約70万〜120万円
アメリカ約8,000〜12,000ドル(約120万〜180万円)
イギリス約5,000ポンド前後
オーストラリア約8,000オーストラリアドル〜
韓国・台湾日本と同程度またはやや安価

特にアメリカ・カナダ・オーストラリアでは、矯正治療は非常に高額。さらに、診療の都度予約が取りにくかったり、定期チェックが数ヶ月空くことも珍しくありません。

2. 渡航後の継続治療にはハードルがある

✅ 治療方針の違い

国によって矯正の診断基準や方針が異なるため、日本の治療をそのまま引き継いでもらえない可能性があります。装置の種類や固定方法が異なるケースもあります。

✅ 医師間の引き継ぎが困難

医師によって治療計画が違うため、途中から別のドクターに変わると、方針の食い違いや再調整が発生する可能性があります。

✅ 言語の壁

治療内容の相談や不具合時の対応には、専門的な英語力が必要。微妙な痛みや違和感を正確に伝えるのは意外と難しいです。

3. 渡航前に矯正治療を始めるなら、ここに注意!

✅ 出発時期とのバランスを考える

矯正装置をつけた直後は、月1回ペースの調整が必要です。渡航まで半年以上あるなら、ブラケット矯正でもスタート可能ですが、それより短い場合は慎重に。

✅ 途中での渡航が確定している場合

どうしても治療完了前に渡航が決まっているなら、

  • 転院先を事前に調べておく
  • 担当医と紹介状や治療計画を共有
  • 言語サポートがある現地医院を選ぶ

といった対策が必要です。

4. 移動が多い人には「マウスピース矯正」もおすすめ

留学や出張など、生活拠点が流動的な人には、マウスピース型矯正が向いています。

▼ マウスピース矯正のメリット

  • 通院頻度が少ない(6〜10週に1回)
  • 持ち運びが可能で海外でも継続しやすい
  • 装着中も目立たず、衛生的
  • デジタル管理で治療の進捗が可視化できる

実際に、留学前にマウスピース矯正を始め、海外でも継続して治療を進めたケースも増えています。ただし、マウスピースの交換タイミングやトラブル時の対応には注意が必要です。

5. 渡航前に矯正を「終わらせる」ことのメリット

  • ✔ 費用が一定でわかりやすい(日本の自費診療)
  • ✔ 言語の心配がない
  • ✔ 医師と継続的に信頼関係が築ける
  • ✔ アフターケアやリテーナー管理がしやすい
  • ✔ 急なトラブルにもすぐ対応可能

つまり、国内で矯正を完了させておくことは、時間的にも経済的にも心理的にも大きな安心材料になるのです。


まとめ:渡航の予定があるなら、矯正の計画は早めに相談を

留学や移住を控えている方にとって、矯正治療はタイミングと方法がとても重要です。

✅ 渡航時期がまだ先 → 今のうちに矯正を始めるのも選択肢
✅ 渡航が近い・継続的に海外に住む → マウスピース矯正 or 渡航先での対応を計画的に
✅ 渡航前に治療が終わるならベスト → 安心・安全・経済的

まずは、担当の矯正歯科で「渡航予定がある」ことを必ず伝え、将来を見据えた治療計画を立てましょう。ライフスタイルに合った選択をすることで、安心して矯正治療を続けることができます。


計画的に治療を開始しましょう!

お気軽にご相談ください^^

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参考文献

  • 日本矯正歯科学会「成人矯正治療に関するガイドライン」
  • American Association of Orthodontists (AAO)
  • Invisalign Official International Treatment Guidelines
  • NHS England “Orthodontics Coverage”
  • 厚生労働省 海外療養費に関する情報

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