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子どもの矯正装置どっちがいいの?取り外し式 vs 固定式のメリット・デメリット徹底比較
お子さんの歯並びが気になって矯正を検討していると、「取り外し式の装置にするか、固定式にするかで迷っている…」という声をよく聞きます。
矯正装置には大きく分けて、
- 取り外し式
- 固定式
の2タイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
小児矯正では初めに歯列のスペース確保のため拡大装置を使用することが多く、その拡大装置は取り外し式のものと固定式のものがあります。
今回は代表的な装置の違いと、装着タイプによる選び方のポイントをわかりやすく解説します。
目次
取り外し式矯正装置とは?
取り外し式の装置は、マウスピース型のプレートや拡大床などが代表的です。自分で着脱できるため、食事や歯みがきのときに外せるのが特徴です。

● 主な装置の種類
- プレート型矯正装置(拡大床など)
- マウスピース型矯正
固定式矯正装置とは?
固定式は、歯に直接装置をを接着して、動かしていく方法です。一度つけると自分で取り外しできません。

● 主な装置の種類
- マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)
- 急速拡大装置(上あごを広げる装置)
- 上顎前方牽引装置(出っ歯や受け口の改善)
取り外し式 vs 固定式 比較一覧
| 比較項目 | 取り外し式(可撤式) | 固定式(固定装置) |
|---|---|---|
| 装着の自由度 | 自分で着脱できる | 取り外し不可 |
| 食事・歯磨き | 外してできるので楽 | 装着したままなのでケアが大変 |
| 見た目・目立ちにくさ | 目立たないタイプも多い | ワイヤーは目立つこともある |
| 効果の安定性 | 装着時間が短いと効果が出にくい | 常に装着されているため安定した効果 |
| 自己管理の必要性 | あり(装着時間を守る必要) | なし(常に装着されている) |
| 向いている年齢層 | 小学校低〜中学年 | 小学校高学年〜中学生以降 |
それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説
【取り外し式のメリット】
◎ 食事や歯磨きがしやすい
外せるので食べ物が詰まりにくく、虫歯のリスクが少ない。
◎ 装置が目立ちにくい
マウスピース型は透明で見た目も自然。
◎ 子どもの負担が少ない
違和感が少なく、学校でも安心して使える。
【取り外し式のデメリット】
× 装着時間を守らないと効果が出ない
1日12〜20時間の装着が推奨されるが、子どもによっては自己管理が難しい。
× 装置を紛失しやすい
学校や外出先で外して、そのまま無くしてしまうケースも。
【固定式のメリット】
◎ 確実に歯を動かせる
常時装着されているため、計画的・安定した歯の移動が可能。
◎ 自己管理が不要
装着の手間がないため、子どもの協力度に関係なく治療が進む。
◎ 重度の症例にも対応
歯列の大きなズレや骨格の矯正にも使える。
【固定式のデメリット】
× 食べ物の制限が多い
ガムやキャラメル、硬い食べ物はNG。ワイヤーが曲がる・外れることも。
× 歯みがきが難しい
装置の周りに汚れがたまりやすく、虫歯・歯肉炎リスクが高まる。
× 痛みや違和感があることも
調整直後は痛みを感じる子が多い。
どうやって選ぶ?タイプ別おすすめ

▶ 小さなお子さん(6〜9歳):
→ 取り外し式(拡大床など)
あごの成長を促す「第1期治療」に適しており、負担も少なめ。むし歯のリスクも減らせるため取り外し式がおすすめ。
▶自己管理が難しい:
→ 固定式装置
自分での管理の必要のない固定式が有効。
まとめ:装置の選び方は「目的と性格」で決まる
取り外し式も固定式も、それぞれに強みと弱点があります。
大切なのは「どの装置を使うか」よりも、「その子に合った方法で、適切な時期に治療すること」です。
迷ったら、まずは信頼できる小児矯正の専門医に相談を。
お子さんの性格・生活スタイル・歯並びの状態をもとに、最適な治療法を提案してくれるはずです。
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参考文献
- 日本矯正歯科学会「矯正治療に使われる装置」
https://www.jos.gr.jp/fusei/device.html - 日本小児歯科学会「小児矯正とは」
https://www.jspd.or.jp/











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