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子どもの矯正装置どっちがいいの?取り外し式 vs 固定式のメリット・デメリット徹底比較

医院ブログ 2025/08/17
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

お子さんの歯並びが気になって矯正を検討していると、「取り外し式の装置にするか、固定式にするかで迷っている…」という声をよく聞きます。

矯正装置には大きく分けて、

  • 取り外し式
  • 固定式
    の2タイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

小児矯正では初めに歯列のスペース確保のため拡大装置を使用することが多く、その拡大装置は取り外し式のものと固定式のものがあります

今回は代表的な装置の違いと、装着タイプによる選び方のポイントをわかりやすく解説します。


取り外し式矯正装置とは?

取り外し式の装置は、マウスピース型のプレートや拡大床などが代表的です。自分で着脱できるため、食事や歯みがきのときに外せるのが特徴です。

● 主な装置の種類

  • プレート型矯正装置(拡大床など)
  • マウスピース型矯正

固定式矯正装置とは?

固定式は、歯に直接装置をを接着して、動かしていく方法です。一度つけると自分で取り外しできません。

● 主な装置の種類

  • マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)
  • 急速拡大装置(上あごを広げる装置)
  • 上顎前方牽引装置(出っ歯や受け口の改善)


取り外し式 vs 固定式 比較一覧

比較項目取り外し式(可撤式)固定式(固定装置)
装着の自由度自分で着脱できる取り外し不可
食事・歯磨き外してできるので楽装着したままなのでケアが大変
見た目・目立ちにくさ目立たないタイプも多いワイヤーは目立つこともある
効果の安定性装着時間が短いと効果が出にくい常に装着されているため安定した効果
自己管理の必要性あり(装着時間を守る必要)なし(常に装着されている)
向いている年齢層小学校低〜中学年小学校高学年〜中学生以降

それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説

【取り外し式のメリット】

◎ 食事や歯磨きがしやすい

外せるので食べ物が詰まりにくく、虫歯のリスクが少ない。

◎ 装置が目立ちにくい

マウスピース型は透明で見た目も自然。

◎ 子どもの負担が少ない

違和感が少なく、学校でも安心して使える。

【取り外し式のデメリット】

× 装着時間を守らないと効果が出ない

1日12〜20時間の装着が推奨されるが、子どもによっては自己管理が難しい。

× 装置を紛失しやすい

学校や外出先で外して、そのまま無くしてしまうケースも。


【固定式のメリット】

◎ 確実に歯を動かせる

常時装着されているため、計画的・安定した歯の移動が可能

◎ 自己管理が不要

装着の手間がないため、子どもの協力度に関係なく治療が進む。

◎ 重度の症例にも対応

歯列の大きなズレや骨格の矯正にも使える。

【固定式のデメリット】

× 食べ物の制限が多い

ガムやキャラメル、硬い食べ物はNG。ワイヤーが曲がる・外れることも。

× 歯みがきが難しい

装置の周りに汚れがたまりやすく、虫歯・歯肉炎リスクが高まる。

× 痛みや違和感があることも

調整直後は痛みを感じる子が多い。

どうやって選ぶ?タイプ別おすすめ

▶ 小さなお子さん(6〜9歳):

→ 取り外し式(拡大床など)
あごの成長を促す「第1期治療」に適しており、負担も少なめ。むし歯のリスクも減らせるため取り外し式がおすすめ。

▶自己管理が難しい:

→ 固定式装置
自分での管理の必要のない固定式が有効。


まとめ:装置の選び方は「目的と性格」で決まる

取り外し式も固定式も、それぞれに強みと弱点があります。
大切なのは「どの装置を使うか」よりも、「その子に合った方法で、適切な時期に治療すること」です。

迷ったら、まずは信頼できる小児矯正の専門医に相談を。
お子さんの性格・生活スタイル・歯並びの状態をもとに、最適な治療法を提案してくれるはずです。


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