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【前歯が見えない】過蓋咬合を放っておくとどうなる?起こりうる弊害と早めの対策

医院ブログ 2025/08/09
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

こんにちは、名古屋西矯正歯科クリニックです🦷

歯並びやかみ合わせのお悩みでよくご相談を受けるのが、「過蓋咬合」という状態です。

過蓋咬合とは、上の前歯が下の前歯を覆いすぎているかみ合わせのことで、見た目には一見きれいに見えることもあるため、放置されやすい傾向にあります。

しかし実は、この状態を長年放っておくことで、口の中だけでなく、あごや全身に悪影響を及ぼすことがあるのです。

この記事では、過蓋咬合の原因や放置によるリスク、そして治療のタイミングについてわかりやすく解説します。


過蓋咬合とは?特徴と原因

◆ 過蓋咬合とは

  • 上の前歯が下の前歯を大きく覆っているかみ合わせ
  • 下の前歯がほとんど見えない、または上の歯ぐきに接触している
  • 噛んだときに前歯が深く噛み込んでしまう

◆ 主な原因

原因のタイプ内容例
骨格性の要因下あごが小さく後退している / 骨の成長バランスの崩れ
歯列の問題奥歯の高さが足りない / 前歯の傾き・位置異常
習慣的要因指しゃぶり / 舌の位置が低い / 食いしばり


過蓋咬合を放置すると起きる主な弊害

① 下の前歯の歯ぐきに強く当たり、歯肉にダメージが出る

過蓋咬合の方は、上の前歯が深くかぶさっていることで、下の前歯が上あごの歯ぐき(口蓋)に当たって傷になることがあります。

放置すると:

  • 歯肉が下がってくる(歯肉退縮)
  • 歯がしみる・ぐらつく
  • 歯根が露出する → 将来的に歯の寿命が短くなることも

② 顎関節症のリスクが高まる

深く噛み込む過蓋咬合では、あごの動きが制限され、顎関節に負担がかかりやすくなります。

→ 特に、あごを横や前に動かしづらいと、

  • 顎の「カクッ」という音
  • 開けにくさや痛み
  • 食事や会話時の違和感
    といった顎関節症の症状が出やすくなります。

③ 顔やあごの筋肉に負担がかかる(慢性的な緊張)

噛み合わせが深いと、無意識に食いしばりや噛み締めが起こりやすくなります。

その結果:

  • 頬やこめかみの筋肉が硬くなる
  • 顔のエラ張り・フェイスラインの左右差
  • 肩こりや頭痛につながる場合も

④ 歯がすり減りやすくなる(咬耗)

過蓋咬合では、上下の前歯が強くぶつかり合うため、歯がこすれ合ってすり減りやすい状態になります。

→ 歯の表面が平らになったり、短くなったりし、見た目にも影響が出ることがあります。

⑤ 発音や食べ方に影響が出ることも

前歯の動きが制限されることで、

  • サ行・タ行などの発音が不明瞭になる
  • 前歯で食べ物をうまく噛み切れない
    といった日常生活の中での小さなストレスも積み重なります。

⑥ 子どもの場合、あごの成長や顔つきに影響することも

成長期に過蓋咬合を放置すると、

  • 下あごの発育が妨げられる
  • 下顔面が短く見える(顎が引っ込んだ印象に)
    など、将来的な骨格・顔貌にも影響を与える可能性があります。


矯正治療で過蓋咬合は改善できる?

はい、過蓋咬合は矯正治療で改善が可能です。
治療法は年齢や状態によって異なります。

✅ 子どもの場合(成長期)

  • 成長を利用して骨格バランスを整える
  • 顎の発育を促す装置(ヘッドギア、拡大床など)を併用
  • 将来的な抜歯矯正の回避が目指せる

✅ 大人の場合(骨格が完成している)

  • ワイヤー矯正またはマウスピース矯正で歯の位置・傾きを調整
  • 必要に応じて奥歯を少し沈めるような治療も(バイトコントロール)
  • 顎関節や筋肉への負担を考慮した設計が重要

過蓋咬合は早めの相談がカギ!

過蓋咬合は痛みや目立つ歯並びの異常が出にくいため、軽く見られがちですが、放置による弊害は決して小さくありません。

  • 歯や歯ぐきへの物理的ダメージ
  • 顎関節や筋肉のトラブル
  • 食事・発音・顔貌への影響

これらの問題を防ぐためにも、早めの相談・検査・治療計画の立案がとても重要です。

「なんとなく噛みにくい」「下の歯が見えない」「口の中に違和感がある」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

📌 まとめ

過蓋咬合の放置で起こり得る問題
下の歯ぐきの傷や退縮
顎関節への負担・痛み
歯のすり減り・かみしめ癖
発音や食事のストレス
顔つきや姿勢への影響

矯正治療により、かみ合わせのバランスを整えることで、口の中だけでなく全身の健康にもつながります。

気になる方は、早めのご相談をおすすめします。


矯正治療をお考えの方、ぜひ一度当院の無料カウンセリングでご相談ください(╹◡╹)♩

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参考文献

  1. 日本矯正歯科学会「かみ合わせの不正と矯正治療」
     https://www.jos.gr.jp/
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「不正咬合と全身の健康」
     https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
  3. 顎口腔機能学会「過蓋咬合の臨床的特徴と治療指針」
     https://www.jsomfr.org/

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