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矯正治療中に口内炎ができるのはなぜ?

医院ブログ 2025/04/21
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

こんにちは!名古屋西矯正歯科クリニックです


矯正治療をしていると、「最近なんだか口内炎ができやすい…」と感じる方、意外と多いんです。せっかく歯並びを整えてるのに、痛みや不快感が続くのはちょっと憂うつですよね。

今回は、矯正中に口内炎ができやすくなる原因と、その対策方法について分かりやすくまとめました!
実際に矯正をしている方はもちろん、これから始めようと思っている方も、ぜひチェックしてみてくださいね。


口内炎ができる原因とは?

装置の“こすれ”による刺激

まず一番多い原因が、矯正装置が口の中の粘膜や舌に当たってできる物理的な刺激です。

  • ワイヤー矯正の場合:ブラケットや針金の先端が頬や唇にこすれる
  • インビザラインの場合:マウスピースの縁が当たって違和感が出ることも

このような摩擦によって粘膜が傷つき、そこから炎症が起きて口内炎になるケースが多いです。

口の中が乾燥している

矯正装置をつけていると、口がうまく閉じられずに口呼吸になりがち。特に寝ている間、無意識に口を開けてしまっている人は要注意です。

乾燥すると粘膜が弱くなり、炎症を起こしやすくなります。

免疫力の低下やストレス

矯正中は、痛みや食事の不便さ、見た目の不安など、地味にストレスがかかるもの。
そのストレスや寝不足が続くと、体の免疫力が落ちてしまい、口内炎ができやすくなります。

栄養バランスの偏り

矯正中は治療の痛みから「噛みにくいから柔らかいものばかり食べてる」という方も多いのでは?
でもそれが、ビタミン不足(特にビタミンB2、B6、C)につながり、口内炎の原因になることもあります。

口の中が不衛生

矯正装置があると、歯磨きがしにくくてつい汚れが残りがち。
その結果、細菌が繁殖して口の中の環境が悪化→炎症→口内炎という悪循環になることも。


予防や対策は?

✔ 歯科医に相談するのが第一!
装置の縁が当たって痛い、という場合は、マウスピースのカットやワイヤーの調整で改善できることもあります。

✔ 保湿&口呼吸対策を意識
寝る前に保湿スプレーを使ったり、こまめに水分補給を。ガムを噛むのも◎

✔ ビタミンをしっかり補給
野菜・果物・サプリなどで、ビタミンB群やCを意識的に摂りましょう。

✔ 口内を常に清潔に!
食後の歯磨きはもちろん、うがい・デンタルフロス・マウスウォッシュも活用して、菌の繁殖を防ぎましょう。

✔ 市販の口内炎ケアグッズも便利
痛みがつらいときは、市販の口内炎用軟膏やパッチを使うのも手です。

✔ワックスの使用

口腔内ワックスをしようするのも◎

指で使用する分だけ取って、痛みのある部分にシールにようにペタっと貼るだけで一時的ですが痛みを和らげることができます。


まとめ

矯正中の口内炎は、ある意味“あるある”なトラブルですが、正しく対処すれば大きな問題にはなりません
口内炎が続くときや、痛みが強いときは、無理せず歯科医院に相談しましょう!

快適に、そして楽しく矯正生活を送るためにも、日々のセルフケアは大切ですよ〜◎

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参考文献

  1. 日本歯科医師会|歯とお口のことならなんでもわかるテーマパーク8020
     https://www.jda.or.jp/park/
     └ 矯正治療中の注意点や口内炎に関する情報を掲載
  2. 日本矯正歯科学会|矯正治療Q&A
     https://www.jos.gr.jp/f-public/
     └ マウスピース矯正・ワイヤー矯正それぞれの注意点について
  3. インビザライン(Align Technology公式サイト)
     https://www.invisalign.co.jp
     └ 治療中によくある症状・マウスピースによる違和感や副作用について
  4. 東京医科歯科大学 歯学部附属病院「矯正歯科」
     https://www.tmd.ac.jp/medhospital/department/ortho/
     └ 大学病院の観点からみた矯正治療の副作用やケア方法について
  5. オムロン ヘルスケア|健康情報「口内炎の原因と対策」
     https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/178.html
     └ 一般的な口内炎の原因(ストレス・栄養不足・物理的刺激など)について詳しく解説

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