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矯正治療 顎間ゴムをしないとどうなる

医院ブログ 2025/03/21
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

矯正治療中、一緒に用いられることの多い顎間ゴム。

矯正器具だけでは歯を動かしていくのに力が足りないときに、患者様自身で器具にゴムを引っ掛けていただくものです。顎間ゴムは患者様が自分で装置につけ外しを行わないといけないので、正直面倒に感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし顎間ゴムは矯正治療の中でもとても重要な役割をしています。

今回は矯正治療中の顎間ゴムを行う理由や、ゴムを行う上で注意する点についてご紹介します。


顎間ゴムとは?

顎間ゴムとは、矯正治療中に使用する医療用のゴムのことを言います。

一般的にゴムが上下の歯を結ぶような形で装着し、歯と顎の動きを調節する役割をしています。治療の進行具合やその人の口腔内状況に応じて、ゴムの種類や取り付ける位置などが変わることがあります。

使用方法

顎間ゴムは医師の指示に従い、正しい場所に正しい時間つけるようにしましょう⏰使用方法を守らないと、逆に治療期間が長引いたり、理想としていた歯並びにならないことがあります。

  • 取り付け方

矯正装置についているフックやリングに引っ掛けて使用します。

  • 使用時間

取り付ける時間は、食事と歯みがき以外の時間です。最低でも1日16時間以上の装着が求められることが多いです。

顎間ゴムは使用した時間が大切なので、しっかり時間を守るようにしてください^^

  • 取り替え

ゴムは1日中同じものをずっと使っているのはNGです❌ゴムも劣化してきますので、1日の中で何回かは付け替えるようにしましょう。食事の際などでゴムを外したら、今まで使用していたものは破棄し、その都度新しいものに付け替えてください!

片側のゴムが切れてしまった時にそのゴムだけ新しいものに取り替えるのではなく、両方とも新しいものに取り替えてください。新しいゴムと古いゴムで引っ張る力に左右差が出てしまい、歯並びに影響を与えてしまいますのでよろしくお願いいたします⚠️


顎間ゴムをしないとどうなるのか

自分で引っ掛けないといけない。取り替えないといけない。と聞くと、とても面倒だなと感じる方が多いと思います。

では、顎間ゴムのしようをサボってしまうとどうなるでしょうか。

舌癖などの要因も関係していますが、ゴム掛けを行っていたときの噛み合わせと使用不足時の噛み合わせでは、ここまで差が出ます。

ゴムかけは現在の歯並びを見て、歯科医師が治療計画をたてゴムかけの指導を行います。そのためゴムかけをサボってしまうと、歯の動きが鈍くなり想定していた期間よりも長く治療がかかってしまうことがあります。

また、噛み合わせがずれてしまうこともあり、その修正を行うために倍で期間がかかってしまうことも。

毎日自分で行わなければならず大変ではありますが、スムーズに治療を進めるためにも、歯科医師の指示をしっかり守って必要時間、使用するようにしましょう。

注意点

ゴムかけは、患者様自身が毎日自分で行うため、いくつか注意点があります。

  • 慣れるまでは鏡を見て正しい位置にかける
  • 最低でも1日に1回は新しいゴムに取り替える
  • 外出時は新しいゴムを持ち歩き、取り替えができるようにする

よくあるのは、ゴムをかける場所を間違えていたということです。かける場所を間違えてしまうと、違う箇所に力がかかるため期待していた効果が得られません。慣れるまでの最初のうちは、鏡で確認しながら正しい位置にかけるよう注意しましょう。

また、慣れないうちのゴム掛けは、ゴムをかけている歯や周辺の歯茎が痛くなってしまうことがあります。時間が経つにつれて自然と痛みが引いていくものではありますが、「痛みがあるから」という理由で自己判断でゴムかけを中断してはいけません。


まとめ

矯正治療では、歯に矯正治療用のゴムをかける顎間ゴムの処置を行うことがあります。調節時のかかる一時的な力ではなく、ゴムの伸び縮みする力を使用し、継続的な力をかけることができるので、矯正治療の効果を高めます。

面倒に感じてしまうものではありますが、治療期間を短縮することも延長することもできてしまうとても重要なものです。あきらめずにしっかり取り組みましょう。

矯正治療についてお悩みのある方は、当院の無料カウンセリングにてぜひご相談ください。

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参考文献

  1. American Association of Orthodontists (AAO). (2018). “Orthodontic Elastics: What You Need to Know.”
    アメリカ矯正歯科学会(AAO)の公式ガイドライン。顎間ゴムの使用方法とその重要性について詳しく説明されています。
    https://www.aaoinfo.org
  2. Graber, T. M., & Vanarsdall, R. L. (2017). “Orthodontics: Current Principles and Techniques” (6th ed.).
    矯正歯科の標準的な教科書で、顎間ゴムの役割とその使用方法についても詳細に説明されています。
  3. Sayed, M., & Reddy, S. (2019). “Elastic use in orthodontic treatment: A review.” Journal of Clinical Orthodontics, 53(10), 567-576.
    顎間ゴム(エラスティックゴム)の使用に関する臨床的なレビュー記事。治療の効果や注意点がまとめられています。
  4. McLaughlin, R. P., & Bennett, J. C. (2015). “Systemized Orthodontic Treatment Mechanics and the Preadjusted Appliance.”
    矯正治療におけるシステム化された治療メカニクスとその中での顎間ゴムの役割について解説した専門書です。

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