診断結果って何が見れるの?
バイオプログレッシブに基づく当院診断について
バイオプログレッシブ(Bio-progressive)歯科治療は、患者の全体的な健康を考慮し、個々の症例に基づいたアプローチを重視する診療方法です。
このアプローチは、歯ならびや咬み合わせの問題を解決するだけでなく、患者のニーズやライフスタイルに合った治療計画を立てることを目的としています。その中で特に重要な手段の一つが「VTP(Visual Treatment Plan)」の作成です。

VTPは、治療の過程や結果を視覚的に示すツールであり、患者と歯科医師のコミュニケーションを円滑にする役割を果たします。アイデアを視覚化することで、患者は治療のイメージをつかみやすくなり、治療に対する理解や納得感が深まります。
これにより、治療の選択肢を考える際の患者の不安を軽減し、より能動的な参加が促されるでしょう。
VTPでは、抜歯もしくは非抜歯の選択肢に対して、治療のシュミレーションを行うことができます。これは、患者の口腔内の状況や骨の状態、将来的な歯の位置などを考慮した上で、それぞれの選択肢をビジュアルで比較するものです。
言葉だけでの説明よりも、自分の骨格に合わせたシュミレーションを見れるので、治療後の想像がつきやすくなります。
このプロセスは、患者にとって重要な意思決定の場となり、納得のいく選択をする手助けとなります。

レントゲン写真に治療シュミレーションを当て、歯の位置などの変化を見ていただきます。

レントゲン写真では、歯の位置や口元の変化がなんだか分かりにくいですよね。当院での診断時では患者様自身のお顔写真から、治療前と治療後の口元の比較シュミレーションを示すことが可能です。
具体的には、抜歯では、どの歯を抜くことで得られる利益があるのか、さらにはその後の治療がどのように進行するのかを示します。
一方、非抜歯の場合は、隣接する歯や顎骨との関係を考慮しながら、どのようにスペースを確保し、歯を移動させるかを見せます。これにより、患者は自分自身の口腔内の状況を理解し、治療の方向性についてより深く考えることができるのです。
加えて、バイオプログレッシブアプローチでは、身体全体の健康状態を考慮に入れるため、仮に抜歯を選択した場合でも、その後のトラブルや合併症のリスクを低減するための対策を講じることが重要です。
また、非抜歯の選択肢を選ぶ際は、より長期的な視野での歯の健康や咬合を維持できる可能性についても考慮します。
ただし、VTPを作成する医院は非常に少ないのが現実です。
これは、教育や技術的なサポートが不足していること、または経済的な理由から導入が難しいという側面があるためです。それにより、多くの患者が適切な情報に基づいて意思決定を行うことができず、治療の選択肢を狭められてしまう可能性もあります。
最終的には、バイオプログレッシブに基づくVTPの作成は、患者自身の治療に対する理解や参加を高める非常に有効な手段です。患者の意向や希望を尊重し、さらに医師としての専門性を発揮することで、双方が納得のいく結果を得ることが期待されます。
このようなプロセスを通じて、より良い歯科治療を提供し、患者さんの生活の質を向上させることができるのです。











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