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【矯正治療】歯が多く見えるのはなぜ?その原因を解説
鏡を見たとき、「自分の歯、なんだか人より多く見える気がする…」「笑ったときの歯の存在感が強い」と感じたことはありませんか。
実際には歯の本数が増えるわけではありませんが、“歯が多く見える” と感じる原因はいくつかあり、矯正歯科でよく相談を受けるお悩みの一つです。
本記事では、歯が多く見える現象が起こる理由と、その背景にある歯並び・骨格・口元の状態をわかりやすく解説します。さらに、矯正治療で改善できるポイントも紹介します。
目次
■1. 「歯が多く見える」主な原因は?

結論から言うと、歯自体の本数は基本的に変わりません。
ほとんどの場合、口元や歯並びのバランスの乱れによって、歯が強調されて見える だけです。
1. 歯が多く見える=歯の露出量が多い状態

歯が多く見えると感じるとき、実際には以下のような共通点があります。
- 歯が大きく見える
- 歯ぐきより歯の白さが目立っている
- 口元が前に出て見える
- 歯列が広がって見える
- 一本一本の歯が目立ちやすい
つまり、「歯が増えて見える」というよりも
“歯の露出量が増えている”“歯の存在感が強く見えている”
という状態です。
この現象の背景には、顔・骨格・歯並び・唇の動きなど、複数の要素が関係しています。
2. 歯が多く見える主な原因
原因① 前歯が前方に傾いている(前突/口ゴボ)

最も多いのが、上の歯列が前に傾いているケースです。
前歯が前に出ていると、笑ったときや会話中に歯の表面がより正面に向くため、歯の見える範囲が増えて“歯が多い”ように見えるのです。
●こんなタイプは要注意
- 横顔で上唇だけ少し前に出ている
- 正面から見て歯列が扇状に広がって見える
- 「口ゴボ」と言われたことがある
歯が前に傾く原因として、骨格的な要因のほか、指しゃぶり・舌癖などの習慣による影響もあります。
原因② 歯列が横方向に広がっている(アーチが広い/反対に狭い場合も)
歯列は本来、なだらかなU字型ですが、横に広がりすぎると歯が左右方向にも強く露出し、歯が多いような印象につながります。
反対に、アーチが狭い(V字型)の場合は、前歯が重なって歯が密集して見えたり、暗い影ができて歯列が不自然に見えることがあります。
●見た目の特徴
- 正面から見たときに奥歯まで白くよく見える
- 笑うと歯列が“横に長い”印象になる
原因③ 歯が大きい・長い(歯冠形態の個人差)
歯自体が大きい、あるいは縦長である場合、自然と歯の露出が多くなります。
特に上顎前歯が長いタイプでは、笑ったときに白い部分の面積が多くなるため、“歯が多く見える”感覚につながりやすいです。
●原因になりやすい要因
- 遺伝的な歯のサイズ
- 歯肉が下がって歯が長く見える
- すり減りにより歯の形態が変化する
原因④ ガミースマイルによる歯の強調

ガミースマイルは、歯が多く見える現象と誤解しやすいポイントです。
歯ぐきが露出することで、結果的に口元の“白×ピンクの面積”が大きくなるため、歯が多く見えているように感じやすくなります。
原因⑤ 奥歯まで見えやすい唇の動き・笑い方

笑ったときに口角が横に大きく開くタイプの人は、奥歯までしっかり見えるため、歯列の全体が強調されやすく、“歯の列が多い”ように見えることがあります。
唇の筋肉の使い方のクセが影響していることが多く、加えて歯列が広がっているとより顕著です。
原因⑥ 歯並びの凹凸(ガタガタ)が多い

歯が重なって見えると、一本一本の歯が強調され、「数が多く感じる」という見え方をします。
特に上の前歯の叢生(ガタガタ)が強い場合、光の当たり方によって歯の影が濃くなり、より“歯が多く見える”印象につながります。
3. 歯が多く見えると何が起きる?見た目と機能への影響
① 口元が“うるさく見える”
歯が主張しすぎると口元に視線が行きやすく、落ち着いた印象が出にくくなります。
② 老けて見えるケースがある
歯の露出が多いと、口周りの筋肉が緊張して見えたり、口元の張り出しが強調されることがあります。
③ コンプレックスにつながりやすい
笑顔に自信が持てなくなる、写真で口を閉じてしまうなど、メンタル面にも影響することがあります。
4. 改善方法|矯正歯科でできる治療
歯が多く見える原因によって、適した治療法は異なります。
(1)前歯の傾きを改善する矯正
- マウスピース矯正
- ワイヤー矯正
- 必要に応じた抜歯矯正
前歯の傾きが改善されると、歯の正面露出が減り、自然な見え方になります。
(2)歯列アーチの改善
アーチが広すぎる/狭すぎる場合、バランスの良い歯列に整えることで、歯の露出量が適正化されます。
(3)歯ぐきの状態の改善
ガミースマイルが原因の場合は以下の方法があります。
- ボトックス注射
- 上唇粘膜切除法
- 歯肉整形
- 矯正+外科的処置の併用
(4)咬合の改善で奥歯の見え方をコントロール
噛み合わせの高さを整えることで、笑ったときの歯の見え方が自然になる場合もあります。
5. まとめ:歯が多く見える現象は“歯並びと口元のバランス”がカギ
歯が多く見えるのは、多くの場合
歯の傾き・歯列の広さ・歯の大きさ・唇の動き・ガミースマイル
など、複数の要因が組み合わさって起こる見た目の変化です。
矯正治療によって改善できるケースは非常に多く、見た目だけでなく、噛み合わせや発音にも良い影響を与えることがあります。
「歯が多く見える気がする」「自分の口元に自信が持てない」と感じる方は、一度専門の矯正歯科で診断を受けることで、原因と改善策が明確になります。
当院では無料カウンセリングを行っております⭐️
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参考文献
日本矯正歯科学会「不正咬合と矯正治療」
日本口腔外科学会「顎変形症治療のガイドライン」
矯正歯科専門書『Clinical Orthodontics』
歯科審美学会誌 各種論文











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