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抜歯矯正と非抜歯矯正の違いは?5年後・10年後に現れる差を解説
歯列矯正を始めようと考えたとき、誰もが一度は悩むのが「抜歯するか、しないか」という問題。
見た目にどんな違いが出るのか、どっちの方が将来的に安定するのか、後戻りしやすいのは?など、気になるポイントはたくさんありますよね。
本記事では、「抜歯あり矯正」と「非抜歯矯正」の違いを解説しながら、数年後・10年後に現れる差についても掘り下げていきます。
目次
抜歯矯正と非抜歯矯正の違いとは?

■ 抜歯矯正とは?
歯を並べるスペースを確保するために、小臼歯などを4本抜く矯正方法です。
出っ歯やガタガタの歯並び(叢生)が強いケースでは、歯を抜くことで歯列全体を後方に引き下げ、口元をすっきりさせることができます。
■ 非抜歯矯正とは?
歯を抜かずに矯正する方法です。
顎の骨のサイズと歯の大きさのバランスが取れている人や、軽度の歯並びの乱れであれば、歯を拡大するなどして並べることができます。
見た目に現れる差:横顔・口元・輪郭
✅ 抜歯矯正の特徴

before 
after
- 口元が引っ込み、Eライン(鼻と顎を結んだライン)に沿ったすっきりとした横顔に
- 出っ歯や口ゴボが改善されやすい
- 上下の唇が閉じやすくなる傾向あり
✅ 非抜歯矯正の特徴
- 口元のボリュームが残ることがある
- 横顔の変化が少ない or 出っ歯感がやや残る場合も
- 顔が痩せた印象になりにくい(若干ふっくら感が維持される)
患者さんの骨格や希望する仕上がりによって、「どちらが美しいか」は異なります。
口元を引っ込めたい方は、抜歯のほうが効果的なケースが多いです。
5年後・10年後に現れる差
矯正は、終わってすぐだけが重要ではありません。
「安定性」や「後戻り」などの差が、数年後に現れてくることもあるのです。
✅ 後戻りのしやすさ
- 非抜歯矯正は、歯を無理に並べた分、戻りやすい傾向がある
- 抜歯矯正はスペースにゆとりがあるため、比較的後戻りが少ない
- どちらでもリテーナー(保定装置)を怠ると後戻りは起こる
✅ 噛み合わせの安定性
- 抜歯矯正は、噛み合わせの再構築がしっかりされやすい
- 非抜歯はスペースが足りない場合、噛み合わせに無理が出ることも
✅ 年齢による影響
- 年齢を重ねると顔貌や筋肉が変化します
- 若いときは非抜歯でも問題なくても、中年以降に口元の突出感が気になる場合も
実際の体験談・症例から見るリアルな差
■ 抜歯してよかった例
「前歯がかなり出ていて、笑うと歯ぐきも見えていたけど、抜歯矯正でスッキリ。10年経っても後戻りはほとんどなし。横顔もコンプレックスがなくなりました。」
■ 非抜歯で後悔した例
「最初は“抜きたくない”と非抜歯を選んだけど、3年後に前歯がまた前に出てきた。再矯正では結局抜歯することになりました。」
どちらを選ぶべき?判断基準とは

矯正方法は「抜く・抜かない」だけで決めるものではありません。
以下のような点を総合的に判断する必要があります。
🔍 判断ポイント
- 顎の大きさと歯の大きさのバランス
- 出っ歯や叢生の度合い
- 横顔の理想像(Eラインを重視するか)
- 噛み合わせの安定性
- 顔の印象の変化をどこまで許容できるか
不安な場合は、矯正専門医にセカンドオピニオンを求めるのもおすすめです。
まとめ:長期的な視点で矯正方法を選ぼう
抜歯矯正と非抜歯矯正、どちらにもメリット・デメリットがあります。
特に数年後にどう変わっていくかは、矯正経験者だからこそ気づけるポイントです。
✔ 見た目だけでなく「後戻り」「噛み合わせ」「顔のバランス」も考える
✔ 自分の理想と歯並び・骨格をすり合わせて選択を
✔ 将来後悔しないために、専門医とよく相談することが大切
矯正は「一生モノ」の選択です。ぜひ、目先の見た目だけではなく、5年後・10年後の自分も見据えてベストな治療法を選んでください。
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参考文献 リンク
- 日本矯正歯科学会(https://www.jos.gr.jp/)
- 井出吉信ほか『矯正歯科学』医歯薬出版
- PubMed: “Long-term stability of extraction and non-extraction orthodontic treatment”
- 臨床矯正歯科誌 / Clinical Orthodontics 各号
- 医院での実際の症例データ・経過観察より











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