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大人になってからの受け口矯正は遅い?治療の選択肢を徹底解説
「受け口」は、下の歯や下あごが上の歯よりも前に出ている状態の噛み合わせを指します。
子どもの頃に治療するイメージが強いかもしれませんが、「大人になってから矯正しても遅いのでは?」と心配する方も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、大人でも受け口矯正は可能です。ただし、子どもの頃と違って骨の成長が終わっているため、治療方法や期間に違いがあります。この記事では、大人の受け口矯正に関する疑問や治療の選択肢、注意点などを詳しく解説します。
目次
1. 大人の受け口矯正は本当にできるのか?

Before 
After
結論、大人になってからでも受け口の矯正は可能です。近年では30代・40代以降で矯正治療を始める方も増えており、歯科矯正は年齢制限があるものではありません。
ただし、大人と子どもでは治療のアプローチが異なります。
- 子ども(成長期):顎の骨の成長を利用して、骨格そのもののコントロールが可能
- 大人:骨格はすでに完成しているため、歯の移動や外科的アプローチが中心になる
そのため、大人の受け口矯正では「歯列矯正だけで治せるか」または「外科手術との併用が必要か」の見極めが重要になります。
2. 大人の受け口矯正で選べる主な治療法
① ワイヤー矯正

- 概要:歯の表側または裏側に金属やセラミックのブラケットを取りつけ、ワイヤーで歯を少しずつ動かす方法。
- メリット:
- 重度の受け口にも対応できる
- 精密な調整が可能
- デメリット:
- 見た目が気になる(表側の場合)
- 矯正期間は2~3年かかることもある
② マウスピース矯正

- 概要:透明なマウスピースを段階的に取り替えながら歯を動かす矯正方法。
- メリット:
- 目立たず、取り外し可能
- 口腔ケアがしやすい
- デメリット:
- 骨格的な問題がある重度の受け口には適さない場合もある
- 装着時間を守らないと効果が出にくい
③ 外科的矯正(外科矯正+歯列矯正の併用)
- 概要:顎の骨を手術で動かし、その後に歯列矯正を行う方法。骨格の大きなズレを直すために使われる。
- メリット:
- 顎のラインや顔立ちの改善も期待できる
- 根本的な噛み合わせの改善が可能
- デメリット:
- 入院・手術が必要(保険適用のケースあり)
- 術後のダウンタイムがある
3. 保険は使えるの?

保険適用となるケース
受け口矯正が外科手術を伴う顎変形症と診断された場合、公的医療保険が適用されることがあります。
これにより、治療費が大幅に抑えられるケースも。
ただし、保険適用には以下の条件があります:
- 指定自立支援医療機関での診断・治療
- 顎変形症と診断される程度の骨格的異常があること
費用の目安(保険外の場合)
- ワイヤー矯正:80万~120万円
- マウスピース矯正:70万~100万円
- 外科矯正(保険適用外):100万~150万円以上
4. 大人の矯正ならではの注意点
歯周病や虫歯のリスク管理
大人はすでに歯周病や虫歯が進行している場合があるため、矯正前に口腔内の状態をしっかり整えることが必要です。
治療期間が長くなりがち
歯の動きが子どもに比べてゆっくりであるため、平均して2~3年程度の治療期間を見込む必要があります。
顎関節への配慮
すでに顎関節症の症状がある場合は、専門医による診断が必要です。無理な矯正で症状が悪化するリスクもあります。
5. まとめ:大人でも遅くない。まずは専門医に相談を
受け口は見た目だけでなく、噛み合わせ・発音・顎関節・消化機能など、全身に影響を及ぼす可能性のある問題です。
「今さら矯正なんて……」と悩む方もいますが、大人になってからでも適切な方法で治療することは十分可能です。特に近年は、目立たない矯正方法や短期間治療など、大人向けの選択肢も増えています。
まずは矯正専門の歯科医院で、現在の状態を正確に診断してもらい、自分に合った治療法を見つけましょう。早めの行動が、将来の健康と自信につながります。
当院では無料カウンセリングを行っております!
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参考文献
- 日本矯正歯科学会. 矯正治療について
- 日本口腔外科学会. 顎変形症と外科的矯正治療
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. 歯科矯正治療の費用と保険適用
- インビザライン公式サイト. 大人の矯正についての情報
- 東京医科歯科大学附属病院 歯科矯正科











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