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【歯根露出】矯正治療をすると前歯の根っこが出てくるって本当?

医院ブログ 2025/08/02
名古屋西矯正歯科クリニック 平澤建太朗

「矯正をしたら、前歯の歯ぐきが下がって、根っこが見えてきた……」
「前歯が長くなったように感じるけど、これって大丈夫?」

こうした不安を感じる方は少なくありません。せっかく歯並びを綺麗にしても、根っこが見えてしまうと気になりますよね。
この記事では、なぜ矯正後に歯根が見えるようになるのか?それは防げるのか?また治療の選択肢はあるのか?についてご説明します。


歯根が見えてくる原因とは?

まず、歯ぐきが下がって歯の根が露出してくる現象を「歯肉退縮」といいます。

これは矯正治療に限らず、以下のような理由で起こることがあります。

● 歯周病

歯を支えている骨や歯ぐきが弱り、骨が吸収されて歯ぐきが下がってしまう状態です。

● 強いブラッシング

硬い毛質の歯ブラシや力任せの磨き方によって、歯ぐきが少しずつ削れていくことがあります。

● 年齢による変化

加齢によって歯ぐきは自然と下がっていく傾向があります。

● 矯正治療による歯の移動

歯を骨の外側に無理に動かすと、骨のサポートが足りずに歯ぐきが下がることがあります。

なぜ矯正治療で歯根が露出することがあるのか?

写真のようにもともと重なっていた歯や傾斜していた歯は、どうしても矯正力が強くかかるため歯肉が下がりやすい傾向にあります。

矯正治療は、歯を少しずつ動かして理想の位置に整える治療ですが、その際に注意すべきなのが「歯の移動方向と骨の厚み」です。

🔹 特にリスクがあるのは「前歯の外側への移動」

前歯の周囲の骨はもともと薄くて繊細です。
そのため、外側(唇側)へ大きく動かすと、骨が追いつかずに歯根が露出することがあります。


歯根露出が心配な人でも矯正治療はできる?

答えは 「可能ですが、慎重な治療計画が必要です」

✅ 治療前の歯周・骨の診査が重要

まずは歯周病の有無や歯ぐきの厚み、骨の状態をしっかりと診断します。
歯周病が進行している場合は、矯正の前に歯周治療を行うのが原則です。

✅ 移動量と方向を最小限に調整

前歯の位置を変える場合は、骨の厚みや歯ぐきの状態を確認しながら、無理のない移動計画が求められます。

✅ 歯ぐきを守る工夫も可能

必要であれば、矯正後に歯ぐきを移植する「歯肉移植術」という処置を行うこともあります。

歯根が見えてしまった場合の対処法は?

もしすでに歯根が露出してしまった場合でも、以下のような対応が可能です。

◉ 歯肉移植(歯ぐきの再生治療)

上あごの内側からやわらかい歯ぐきを採取し、露出した根の部分に移植する治療。
審美的にも改善し、知覚過敏の予防にも効果があります。

◉ セラミックやコンポジットで補う

目立つ場合は、審美修復で根元を自然に見せることも可能です・。

まとめ|矯正で歯根が出てくるのは防げる?怖がらず、専門医に相談を

  • 矯正治療が原因で歯根が露出することはありますが、計画的に行えばリスクを最小限に抑えられます。
  • 歯ぐきや骨の状態は人それぞれ。専門の検査・診断による「オーダーメイドの治療計画」がカギになります。
  • すでに歯根が露出している方でも、矯正治療や歯肉移植などで改善できる可能性があります。

「前歯の見た目が気になるけど、矯正して悪化しないかな…」
「昔矯正したけど、今になって歯が長く見える気がする…」

そんなお悩みの方は、ぜひ矯正と歯周病の両方に対応できる歯科医院でご相談ください。


矯正治療のお悩みはぜひ当院の無料カウンセリングにてご相談ください^^

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参考文献

  • 日本矯正歯科学会「成人矯正に関するQ&A」
     https://www.jos.gr.jp/qa/
  • 日本歯周病学会「歯周病と歯肉退縮」
     https://www.perio.jp/
  • 中山秀樹ほか(2020)『矯正歯科治療と歯周組織のマネジメント』医歯薬出版
  • Zuhr O, Hürzeler M. (2011). Plastic-Esthetic Periodontal and Implant Surgery. Quintessence Publishing.

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