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【要注意!】口呼吸が歯並びに与える悪影響とは?|子どもから大人まで気をつけたい習慣
「鼻じゃなくて、つい口で呼吸してしまう…」
意識的に行っているというよりも、無意識のうちにお口で呼吸をしてしまっている場合が多い口呼吸。
無意識に口がポカンと開いている、寝ているときに口が乾いている…。
そんな“口呼吸”の習慣、実は歯並びや顔つきに大きな影響を与えるって知っていましたか?
今回は、
- なぜ口呼吸が歯並びを悪くするのか
- 子どもと大人の影響の違い
- どうすれば改善できるのか
をわかりやすく解説していきます!
目次
口呼吸と鼻呼吸、何が違うの?
本来、人は鼻で呼吸するのが自然な状態です。
鼻呼吸は、空気を温め・湿らせ・ホコリを除去しながら肺に送るという「フィルター機能」を果たしています。
一方、口呼吸はその機能がないため、
- ウイルスが体内に入りやすい
- 喉や口が乾きやすい
- 舌の位置が下がりやすい
…といったトラブルが起きやすくなります。
🦷 口呼吸が歯並びに与える3つの影響

① 舌の位置が下がり、歯並びが崩れる
鼻呼吸の場合、舌は上あご(口蓋)に軽く接した状態になります。
しかし、口呼吸が続くと舌が低い位置に落ちたままになり、次のような歯列の乱れにつながります。
- 出っ歯(上顎前突)
- 開咬(前歯が噛み合わない)
- 下顎が後退し「アデノイド顔貌」に
② 頬の筋肉が弱くなり、口元のバランスが崩れる
口が常に開いていると、口輪筋や頬の筋肉がうまく使われず、発達しません。
結果的に、歯が外側に押し出されやすくなるため、すきっ歯やガタガタの歯並びの原因になります。
③ 成長期の顔つき・骨格にも影響
特に子どもにとっては深刻で、口呼吸が続くと
- 顎が細く・長くなる(下顎劣成長)
- 鼻の下が伸び、口元が突出して見える
- 顔が平たくなり、立体感がなくなる
といった【口呼吸顔】=アデノイド顔貌の原因になることも。
🧒 子どものうちに対処したい理由
子どもはまだ骨格や筋肉が発達途中なので、口呼吸の影響をダイレクトに受けやすいです。
早めに習慣を見直すことで、将来的な歯並びや顔つきにも大きく関係します。
こんなサインがある場合は要注意:
- いつも口が開いている
- 鼻が詰まりやすい
- 発音が不明瞭(特に「さしすせそ」)
- いびきや口の乾きがある
💡 大人でも改善できる?対策方法は?
大人でも習慣の見直しとトレーニングで改善は可能です。以下の方法がおすすめです。
✅ 1. 口テープや鼻呼吸用グッズの活用
寝ている間に無意識に口呼吸をしてしまう人は、市販の口閉じテープや鼻呼吸促進テープを試すのも有効です。
✅ 2. 舌トレーニング(MFT)

MFT(口腔筋機能療法)では、舌・唇・頬の正しい使い方を学ぶことで、呼吸と歯並びの悪循環を断ち切ることができます。
例:舌を上顎につけて10秒キープ → 毎日繰り返す
✅ 3. 鼻づまりの治療(アレルギー・鼻中隔湾曲)
口呼吸の根本原因がアレルギー性鼻炎や蓄膿症、鼻中隔の曲がりである場合は、耳鼻科的治療も必要です。
まとめ
口呼吸はただの“クセ”ではなく、歯並び・顔つき・健康全体にまで影響を及ぼす習慣です。
特に成長期のお子さんや、歯列矯正を考えている方にとっては、早期対処がとても大切!
「自分や子どもが口呼吸してるかも…」と感じたら、まずは専門医(歯科・耳鼻科)に相談してみましょう。
参考文献
- 日本矯正歯科学会|口呼吸と不正咬合の関係
https://www.jos.gr.jp - 厚生労働省 e-ヘルスネット「口呼吸」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp - 日本小児歯科学会「MFT(口腔筋機能療法)について」
https://www.jspd.or.jp











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