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【子どもの歯ぎしり】矯正治療で改善されるって本当?
「うちの子、夜中にギリギリと歯ぎしりしていて心配…」
「矯正でよくなるって聞いたけど、本当なの?」
そんなご相談を受けることがよくあります。
子どもの歯ぎしりは決して珍しいことではありませんが、放置してよいものか迷う親御さんも多いですよね。
この記事では、
- 子どもの歯ぎしりの原因
- 矯正治療によって改善されるケース
- 対応のタイミングや注意点
などを、わかりやすく解説していきます😊
目次
子どもの歯ぎしりって、よくあるの?

実は、3〜10歳くらいの子どもで“睡眠中の歯ぎしり”はよく見られます。
小児歯科学会によると、就学前の子どもの約3〜4割が歯ぎしりを経験しているとも言われています。
🦷よくあるタイプ:
- 就寝中にギリギリと強くこする音がする
- 日中には見られないが、夜に多い
- 本人に自覚はない
多くの場合、一時的で自然に治まることもありますが、長く続いたり歯がすり減ったりしている場合は注意が必要です。
子どもの歯ぎしり、原因は?
子どもの歯ぎしりには、複数の原因があると考えられています。
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 歯の生え変わり時期 | 噛み合わせが安定しておらず、無意識に調整しようとしている |
| 噛み合わせのズレ | 上下の歯の接触や顎の位置に違和感がある |
| ストレスや緊張 | 環境の変化、学校、家庭のことなど |
| 習慣的な癖 | 食いしばり、寝相などと関連していることも |
とくに「永久歯への生え変わり中の歯ぎしり」は、体の自然な適応反応であることが多く、深刻に捉えすぎなくてもよい場合があります。
矯正治療で歯ぎしりは改善される?
結論から言うと——
「歯並びや噛み合わせのズレ」が原因である場合、矯正治療によって歯ぎしりが改善されることがあります。

✔改善が期待できるケース
- 前歯や奥歯が正しく噛み合っていない(開咬・反対咬合など)
- 顎の位置がズレており、無意識に調整しようと歯ぎしりしている
- かみ合わせの不安定さで、寝ている間に筋肉に負荷がかかっている
こうしたかみ合わせの不調が歯ぎしりの原因になっている場合は、矯正で歯や顎の位置が整うと、自然と歯ぎしりが減る傾向があります。
ただし!「すべての歯ぎしり」が矯正で治るわけではない
歯ぎしりにはストレスや睡眠リズム、癖などの心理的要因も関わっていることがあるため、
「矯正をすれば必ず改善する」とは限りません。
また、生え変わりの途中で一時的に起こる歯ぎしりは、特に治療を必要としないことも多いです。
そのため、以下のようなときは、一度専門医に相談しましょう。
こんなときは歯科医に相談を!
- 歯ぎしりが何ヶ月も続いている
- 歯が削れて短くなってきた
- 顎や歯が痛いと訴える
- 日中にも食いしばっている様子がある
- 噛み合わせや歯並びに気になる点がある
矯正治療の開始時期も含めて、小児歯科や矯正歯科での適切な評価が大切です。
まとめ
子どもの歯ぎしりは、成長とともに自然に治まることも多いですが、「かみ合わせの問題」が関係している場合は、矯正治療で改善が期待できます。
無理に自己判断せず、
- 歯の削れや痛みがある
- 噛み合わせが気になる
- 長期間続いている
といった場合には、ぜひ小児歯科や矯正専門医に相談してみてくださいね😊
参考文献
- 日本小児歯科学会「歯ぎしりに関するQ&A」https://www.jspd.or.jp
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯ぎしり(ブラキシズム)」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp
- 日本矯正歯科学会「かみ合わせと睡眠時の癖について」https://www.jos.gr.jp
- American Academy of Pediatric Dentistry (AAPD) “Bruxism in Children” https://www.aapd.org
- 木村光俊『子どもの矯正と噛み合わせのはなし』医歯薬出版(2020)











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