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急速拡大装置の使用時間、使用方法、注意点。

医院ブログ 2019/10/05
ひらざわ矯正歯科クリニック 平澤建太朗

お子様の永久歯の生えるスペースを確保する治療時にSPEと呼ばれる急速拡大装置を使用します。

SPE(急速拡大装置)とは?

お子様の矯正治療は6歳ごろから開始するのがベストだと言われています。(6歳というのは前歯の生え変わりが始まった年齢から推測するので、もっと早い子も遅い子も個人差があります)

前歯が生え変わるとスペース不足のお子様は前歯がガタガタに生え変わる子が多いです。

ご両親から見ても、乳歯の時はきれいに並んでいたのに、生え変わり時にガタガタな前歯になってしまった、とか、どう考えてもスペースがない、と。

そういう場合、お子様の成長を利用して、永久歯の生えるスペースを確保するために使用するのがSPE(急速拡大装置)です。

どのように使用するの?

SPEは普段、ご飯を食べるとき、歯磨き以外の時に使用して頂きます。

取り外し可能な装置なので、慣れてこればお子様が着脱可能ですが、初めのうちはどうしてもしっかりとはまっていないことも多いので、必ず装置がお口の中にしっかりとフィットしているかを確認していただきたいと思います。

スポーツや、スイミングなど、万が一外れてしまったら、、、、見つからない、、、という時以外は使用できますので、なるべく長く使用するのが慣れる一番の近道だと思います。

装置にスクリューが埋め込んであるので、4日から1週間に一度(患者様によって日数は異なります)、ねじ回しという作業があります。

一度回したら、少し装置が広がるので、広がった装置をお口の中に入れ、歯を動かしていきます。

使用時間は?

当院では一日13時間以上とお約束しています。

就寝時と、学校や幼稚園、保育園から帰宅したらすぐつける!

もちろん、習い事で使用できない曜日もあると思いますが、土日は朝から寝るまで使用できるときは必ずお口の中に入れる!と、ご家族でお約束にしてもらいます。

学校にも持ってく!!という患者様もいますが、自分で管理が出来て、着脱もスムーズにできるようになれば、学校にももちろんしていっても大丈夫です!その時は、担任の先生に院長先生からお手紙もお渡ししますので、スタッフに声をかけてくださいね。

注意点

13時間以上使用して4日に一度ねじを回す。もし時間が使えていなかったら、しっかり使用してから回すようにします。

時間を使っていないのに回してしまうと、装置だけが広がり、装置が合わなくなってしまいます。

必ずしっかりとお口にはまっているのを確認し、使用し、ねじを回す。

どうやって洗えばいい??

毎日使用するものなので、においが気になったり、汚れがついてきたりします。

毎晩、歯磨きをすると気に一緒に歯ブラシで優しく装置も一緒に洗ってくださいね。

それでも気になる!

という方は、リテーナーシャインという洗浄剤を受付で販売しています。

1週間に一度集中洗浄をしていただくと、においも汚れもスッキリするのでおすすめです。

SPE以外の装置はある?

取り外し装置があまり使用できない患者様や、高学年になると、学校から帰宅する時間も遅くなりますし、一日13時間は少し無理そう、、、という年齢ですと、固定式の装置もあります。

固定式の装置はそのままつけっぱなしなので、ご飯を食べるときも歯ブラシをするときもそのままです。

初めの2~3日は違和感がありますが、すぐに慣れてきます。

患者差に応じて装置を作成するので、不安なことがありましたら、いつもでスタッフに声をかけてくださいね。

他との違い

どこでも同じ結果が得れるのは間違いです。

しっかりと精密検査をし、その患者様の骨格を分析して必要な数値に合わせて何度も何度も装置を変えたり、調整をして、永久歯の生えるスペースを確保したり、かみ合わせを改善したり治療をしていきます。

お子様の矯正治療は第二期のフルブラケット装置の基礎工事です。

コツコツ成長を利用し行う治療です。

拡大床1つで治療が完了する矯正治療は存在しません。

他院で小さいころから取り外し式の装置を使用し、永久歯列まで治療をしていたけど、抜歯をしなくてはいけないから、矯正歯科へ、、、という話はよくあります。

必要な時期に必要な治療をしなければいけません。

簡単にとりあえず使ってみる?という治療は注意が必要です。

よくあるのが、↑このような取り外し式の装置をスペースが足りないから、かみ合わせの改善のために使用することです。

当院でももちろんこの装置は使用していますが、「適切な状態で、適切な時期、適切な使用方法」で治療をしないと意味がありません。

もしくは、より悪化させてしまう可能性もあります。

お口の中を↑この装置を使用することによって、改善がみられる状態にしてから使用しないといけません。

幼いころから使用するのには注意が必要です。

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