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アタッチメントへのこだわり

医院ブログ 2020/04/17
ひらざわ矯正歯科クリニック 平澤建太朗

インビザライン治療を成功させるためのアタッチメント

以前にもお伝えした通り、アタッチメントはインビザライン治療を成功させるための重要なポイントになります。

歯を移動させるためのフックのような働きで、口腔内の全体を見て、どのようにゴールを設定するか、そのゴールに向かうためにどのように歯を移動させるか、移動させるには、どこを軸に考えるかなど、話し出すととても奥が深いですが、アタッチメントの位置や形、大きさで、治療が決まると言ってもいいです。

患者様のデータをアラインテクノロジー社へ送り、診断結果を確認し、何度も何度も歯の動かし方や、噛み合わせ、動かす順番のやり取りをします。

その際にアタッチメントの位置や形、大きさの指示も一緒に行います。

このやり取りが本当に重要で、ゴールがここで決まります。

見極めるポイントが分からないまま「承認」ボタンなんて押してしまうと、危険な治療が待っています。ただ、そのようにしているところが多いのが現状です。

そのインビザライン治療に必要な「アタッチメント」。

↑上下の歯にアタッチメントがついているのが分かると思います。

マウスピースにある凹みと、アタッチメントをしっかりとフィットさせることが一番重要になります。

どうしてもその部分は「浮き」やすいので、チューイーを使用しながら、確実にフィットさせていただく必要があります。

マウスピースにある凹み部分を患者様の歯にアタッチメントとしてつけていくのですが、そのアタッチメントをいかにフィットするように確実に形成するのがポイントです。

マウスピースの外し方によっては、アタッチメントが取れてしまったり、歯質、エナメル質の状態によって様々です。1歯ずつ少しずつマウスピースを浮かし外すのがポイントですが、一気に勢いよく外してしますと、アタッチメントも外れてしまうので注意が必要です。

最終的には外しますので、外すことを想定しながら、治療中は外れないようにしなけれいけません。

装着しやすいように、かつ、取れないように、治療時間が長くなっては患者さまに負担にもなります。

材料にもこだわります

色々な歯科材料会社の中から、あれこれ試行錯誤をしながら、スタッフと意見を出し合い、チェアサイドでの扱いやすさ、照射タイムなど、患者様がお口を開いている状態で行うので、その時間など意見を出し合い、選定しています。

患者様の歯質、マウスピースの外し方などもちろん色々ありますので、同じ材料、同じようにアタッチメントを付けても、どうしても外れてしまう方はいます。

安ければ安い材料は探せばいくらでもありますが、材料にも一長一短ありますので、しっかりとした材料を選び、使用しなければ、治療に影響します。

また、アタッチメントを付ける際、↑サンドブラストを使用します。

アタッチメントの付ける際の接着剤がより付きやすいようにする働きがありますし、歯の汚れ、不純物を完全に取り除いてから行います。

精度をあげるために

アタッチメントの材料であったり、歯をとてもキレイな状態にし接着剤が付きやすい歯面にしたりと、アタッチメントを付けるのは一番重要なポイントなので時間をかけます。(ブラケット治療のブラケットポジションと同じです。ブラケットの位置がそもそも間違っていると思うように歯は動きません)

アタッチメントを付ける際にどうしても余分な「バリ」と呼ばれるはみ出た部分がでます。

裸眼で見れば、その「バリ」はないように見えてしまうのですが、その「バリ」があることによってマウスピースが少し浮いてしまう事になります。なので、動かしたくてもその「バリ」があることによって、動きが鈍くなるのです。

そこでアタッチメントを付ける際、使用しているのが4.5倍ルーペです。

院長だけではなく、スタッフそれぞれに準備してあります。

1歯1歯にアタッチメントを付けていきますが、やはり裸眼だけで「バリ」を仕上げた状態と、ルーペを使用した場合とでは、形も違いますし、マウスピースのフィットも違います。

しっかりと診断をしても、アタッチメントの形がうまく作れていなければ、しっかりとした動きをしてくれません。

ピシっとしたアタッチメントを付けるのが一番のポイントです。

ここまでアタッチメント一つにもこだわりを持って治療を行っています。

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