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2016年6月 7日

矯正治療をする上で、歯を並べるスペースを確保するなどの目的で抜歯が必要になってくる場合があります。


成人の矯正から始める場合、一般的には抜歯率が60%なのに比べ、当院では抜歯率が40%と他院に比べ低い抜歯率で治療を行っています。
矯正治療をするにあたって「歯を抜きたくない」という思いはみなさんあると思います。


歯の大きさに対し、あごの大きさが狭い場合、歯を並べる為にスペースが必要になります。そのスペースをつくるために歯を抜く必要があるのです。抜歯をする場合、噛み合わせのバランスがあるため、上下左右4本抜くことが多いです。
当院では歯を出来るだけ抜かずに矯正治療をするために、ブラケットをつける前に、裏側に装置を付けて歯列を拡げ、スペースをつくっていきます。

ですが、誰もが歯列の幅を拡げればいいというものでもありません。
無理に歯列の幅を拡げたり、歯を移動させると歯ぐきが下がったり、歯が安定しなくなってしまいます。また、むやみにあごの幅を拡げてしまうと矯正治療後に後戻りを起こすことも多いのです。


そこで大事なのが精密検査です。レントゲンも1枚だけではなく何枚も撮ります。顎関節や骨格などあらゆる角度から分析するために必要なのです。この検査結果を基に予測シミュレーションをして、患者様一人一人にあった治療法で治療を進めていきます。
結果的に他院と比べ低い抜歯率で治療ができています。

矯正治療は、むし歯治療などと比べて治療期間が長いですよね。ハミガキも時間がかかるし、ワイヤーが当たって口内炎ができることも。

歯並びが悪くても命に別条はないけれど、気になる歯並びを治せば気持ちにゆとりが持てるし、前向きに生活できるのも事実です。

歯並びが気になり、笑う時に口元を手で隠してしまう、写真の時も歯を隠すようにお口を閉じていたり・・・

「矯正をして歯並びがキレイになったら、思いきり笑えるし、写真でも笑顔が増え、何だか気持ちが明るくなったみたい。」
実際、そういった患者さんはたくさんいらっしゃいます。


見た目だけではありません。
スポーツをしている人は、歯に大きな負担がかかることが多く、正常な歯並びであることが必要です。咬み合わせが悪いままだと、歯を食いしばる力が弱くなるので、瞬発力や身体のバランスにも影響が出てきます。
なので、多くのプロスポーツ選手(サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手も!)が、歯列矯正を経験しています。

機能的に優れた咬み合わせだと、物がよく噛めるので唾液もたく出て消化力も強まりますし、胃に負担がかかりません。また、歯や歯ぐき、あごの関節にも無理な力が加わらないので、むし歯や歯肉炎、顎関節症といったトラブルが起こりにくくなります。
ハミガキもしやすくなるので、結果的に歯が長持ちしやすいと言えます。

虫歯治療などと違い、治療期間は長いですが、周囲に羨ましがられるキレイな歯並びと、最高の笑顔を手に入れるまで頑張りましょう!

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ひらざわ矯正歯科 院長 平澤建太朗 ひらざわ矯正歯科
https://www.hi-ortho.com/
院長 平澤建太朗

【略歴】
2000年3月 愛知学院大学歯学部卒業
2000年4月 歯科医師免許取得
2000年4月 朝日大学歯学部矯正学講座入局
2002年4月 渡辺矯正歯科クリニック 勤務
2005年8月 ひらざわ矯正歯科 開業

【所属】
日本成人矯正歯科学会 会員
日本矯正歯科学会 会員
近畿東海矯正歯科学会 会員