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2016年5月30日

早いうちから矯正治療を始めるメリットはいくつかあります。

永久歯がすべて生え揃ってから矯正治療を始めた場合と比べ、抜歯をせずに治療が行える可能性が高いこともメリットのひとつです。
  

矯正治療を行う場合、歯がキレイに並ぶためのあごのスペースが必要です。大人の場合、成長が終わっているのであごを拡げるのにも限界があります。そこで歯を抜いてスペースを作らなければいけない場合があります。
しかし、お子さまの場合、体の成長に合わせて治療を行えば、成長を利用してあごのスペースを拡げていけるのです。


Ⅰ期治療では成長に合わせて時間をかけ土台作りをしていきます。あごを確実に拡げていくにはある程度の時間が必要です。短期間にあごを拡げようと無理に力を加え続けると、骨や歯に負担がかかり、将来歯が抜けやすくなってしまうこともあるので、成長に合わせ時間をかけて治療をしていきます。

このⅠ期治療を行うことで、Ⅱ期治療を効率的に行うことができ、Ⅱ期治療にかかる治療期間を短くすることも期待できます。


当院では子供のうちから矯正治療を始めた場合、非抜歯率が80%と高い非抜歯率で治療を行ってきました。


矯正治療は、症状に応じた治療を最適な時期から始めることが大切です。そのためには、歯並びに不安があったら小学校低学年くらいに一度カウンセリングを受けることが大事になってきます。治療は何歳からでも始めることができますが、一般的に永久歯が生え揃ってから治療を始めた人の抜歯率は60%と、抜歯率が高くなります。


Ⅰ期治療は成長に合わせた調節になるので期間が長くかかってしまいますが、大切なお子様の歯を大事にしていくために、そして将来の輝く笑顔のためにがんばっていきましょう。

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ひらざわ矯正歯科 院長 平澤建太朗 ひらざわ矯正歯科
https://www.hi-ortho.com/
院長 平澤建太朗

【略歴】
2000年3月 愛知学院大学歯学部卒業
2000年4月 歯科医師免許取得
2000年4月 朝日大学歯学部矯正学講座入局
2002年4月 渡辺矯正歯科クリニック 勤務
2005年8月 ひらざわ矯正歯科 開業

【所属】
日本成人矯正歯科学会 会員
日本矯正歯科学会 会員
近畿東海矯正歯科学会 会員