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クセから治す治療には後戻りしにくくなる効果

子どもの矯正治療を成功させるためには、クセを治すことも重要です。

子どものクセから治す

2歳児の、ほぼ半数のお子さまに見られるクセが指しゃぶりです。一般的には4歳頃からしゃぶらなくなりますが、放置しておくと出っ歯になったり開咬(上下の前歯が噛み合わない)になったりする危険性があります。

また、指しゃぶりを放置すると、舌を前に出すクセ(舌クセ)がついたり、発音が不明瞭になったりすることも少なくありません。


見つけにくい舌クセ

子どものクセから治す指しゃぶりを放置しておくと舌クセになってしまうことがあります。指しゃぶりは、いずれ子ども自身が気にかけ始めた4歳頃に止めてしまうのですが、問題なのは指しゃぶりの代替行為として、舌ベロのクセに置き換わってしまうことです。

舌クセは口の中で起きるため、とても見つけにくいのです。また、知らない間に時間をかけて噛み合わせとあごの骨に悪い影響を与えます。このように、舌クセは歯並びを悪くするクセですので、早めに発見しなければなりません。

以下が簡単な見分け方です。

<舌クセの特徴>
●ツバや食べ物を飲み込もうとする瞬間に口元が緊張する
●食べ物を飲み込むときに、口をすぼめるような動作をする
●サ行を発音するとき息が漏れ、聞き取りにくいなど、舌足らずの発音をする


指しゃぶりとおしゃぶり

子どものクセから治す赤ちゃんをいつも同じ姿勢で寝かせていると頭の形がゆがむのを知っていますか?
骨がやわらかく、成長が盛んな子どもの時期には、反復して同じ力を加えると力の方向に変化が現れてきます。 指しゃぶりやおしゃぶりは、どちらもお口の成長時期において、入れている時間の長さやしゃぶりの強さによっては並びやあごの形に悪影響を及ぼします。

また、指しゃぶりをすると出っ歯になるという話はよく聞くと思いますが、必ずそうなるという訳ではありません。指をどんな風に吸っているのかによって異なりますが、指しゃぶりの時期が1年半以上と長い、吸い方が強い、長時間、といった場合に影響が出やすいのです。

一方、おしゃぶりは唇に平らに接触してお口に挟んでいるので、上下の隙間はできても、出っ歯などの前後的な影響はみられません。


指しゃぶりはしちゃいけないの?

子どものクセから治すさて、歯並びに影響のあるクセですから、歯科では、指しゃぶりを早くやめるように指導します。しかし、指しゃぶりって、そんなに悪いことなのでしょうか?

指しゃぶりは、赤ちゃんのときには生理的な"普通のクセ"であるのが、年齢が上がっていくに従って、お口の発達にも悪影響を及ぼしやすい"困ったクセ"へ変わっていくのです。そのため、お子さまの年齢によって、とるべき対応も変えなくてはなりません。

また、家庭内や幼稚園などの環境的な問題が子どものストレスとなって指しゃぶりを誘発している場合もあるようです。弟や妹が生まれることやお友達との付き合い方などで、子どもの心が不安定になっているときにも、こういった行動が強く現れることがあります。

指しゃぶりをしているときの子どもの様子を観察し、寂しそうな様子が見られるようなら、十分なコミュニケーションやスキンシップで子どもの心のサポートをしてあげることも必要でしょう。


おしゃぶりは必要?

子どものクセから治す最近、バリエーション豊かなおしゃぶりが売られています。鼻呼吸の獲得、あごの発達を促すなど、さまざまな効能が書き添えられていますし、サイズや使用時期も詳細に区別されています。可愛いデザインのものや専用のホルダーなども充実して、もはやオシャレの域!

しかし、おしゃぶりの効能について、まだ確実なデータはありません。欧米では、指しゃぶりを防止する目的で使用が推奨されていましたが、最近では、長期使用によって起こる歯並び、噛み合わせへの悪影響に関する報告がされています。

おしゃぶりは、子育ての便利アイテムであっても、お子さまにとって特に必要なものではありません。使うときは、コミュニケーション、歯並びなどの理由から、使いっぱなしにしない、2歳半までにはやめさせる、などに注意して上手に利用しましょう。


歯並びに影響が出てしまったら、矯正が必要ですか?

子どものクセから治すもし、歯並びに影響が出てしまっても、3歳以前にやめられれば、自然に治っていくことが多いので、特に治療は必要ない場合が多いでしょう。

ただし、指しゃぶりやおしゃぶりをしていた期間が長いと、していない時間には前歯の隙間を埋めるように、その隙間に舌を挟みこむ新たなクセが出てきます。そうしないと、飲み込みにくいからです。せっかく指しゃぶりやおしゃぶりをやめても、新たなクセがついてしまうと、歯並びは自然には治りにくくなってしまいます。

また、指などを吸うときに頬にも強い力が入っていた子は、上あごが狭くなっていて、下あごとの噛み合わせがずれてしまう場合もあります。このようなケースには、小児期に上あごを矯正する装置を使う必要があるでしょう。


歯並びが悪いとどうなる?

キレイな歯並びは、見た目の美しさだけではなく、噛み合わせによる身体全体の健康に大きく影響します。歯の寿命にとっても重要です。

では、歯並びが悪いとどのような問題が起こるのでしょうか。

1.むし歯・歯周病になりやすい
歯が重なり合っていたり、噛み合わない歯があったりすると、歯みがきの際に毛先がすみずみまで届かず、そこに歯石や歯垢がたまり、むし歯や歯周病など歯の病気にかかりやすくなります。

2.うまく噛めない
食べ物を十分に噛み砕くことができないため、食事を噛まないで飲み込んでしまったりするクセがついてしまい、胃腸に負担をかけてしまいます。

3.発音障害が起こる
「受け口(反対咬合)」や上下の前歯の噛み合わない「開咬」といった不正咬合の場合、サ行やタ行発音が不明瞭となります。また、英語などの発音にも影響が出てきます。

4.顎関節症の原因に
あごの位置が不安定であると、顎関節の発育に影響を与える場合があります。

5.口元に自身がもてない
歯並びが悪いとコンプレックスとなり、大きく口を開けて笑ったり、喋ったりできなくなり、精神面にも悪影響を及ぼします。


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